家具や日用品などの製造・販売大手「ニトリホールディングス」の似鳥昭雄社長はNHKの取材に対し、ことしの春闘でベースアップを含む3%前後の賃上げを検討する考えを明らかにしました。 ニトリホールディングスの似鳥社長は本社のある札幌市内で取材に応じ、ことしの春闘での対応について「ベースアップは当然だ。定期昇給分も合わせて去年より上げて、3%の大台に乗せたい」と述べ、従業員全体の基本給を引き上げるいわゆるベースアップと定期昇給分を合わせて月額3%前後の賃上げを検討する考えを示しました。 そのうえで、似鳥社長は「賃上げをして消費を喚起することで景気がよくなる。ことしは、ほかの企業も大部分は賃上げするのではないか」と述べ、賃上げの動きが広がるとの見方を示しました。 ニトリホールディングスは去年の春闘で社員3000人余りを対象に月額2.28%の賃上げで妥結していて今後、労働組合側と協議が行われることにな