健康願い「乳房」供える 知内の神社で十七夜講祭 (01/19 16:00) 乳房の形の「しとぎ」を神前に供える氏子たち 【知内】「おっぱい祭り」の名で知られる、江戸時代から続く女性だけの祭り「十七夜講(じゅうしちやこう)祭」が17日、町内の雷公(らいこう)神社で行われた。乳房をかたどったもちを神前に供え、健康や安産などを祈った。 この祭りは江戸時代、母乳が出ずに悩んだ女性が知内公園にある「姥杉(うばすぎ)」のこぶに祈ったのが起源とされ、1950年代までは女性たちが家事から離れ、夜通しで歌や踊りを楽しんだという。 この日は朝から、氏子の女性らが米粉を練って高さ約10センチのもち「しとぎ」を二つ作り、乳房の形に整えて神前に供えた。祭りには町内外の約50人が集まり、同神社の大野格(ただし)宮司が神事を行った。しとぎは細かく切り分けられ、参加者に配られた。 初めて参加した町内の主婦松本昌子さん(6