戦後70年の「総理大臣談話」の策定に向けて設置された有識者懇談会の2回目の会合が開かれ、会合のあと、座長を務める西室泰三氏は記者団に対し、「20世紀は光の部分と影の部分の両方がある時代だったという認識は共有できた」と述べました。 会合のあと、座長を務める日本郵政社長の西室泰三氏は記者団に対し、「歴史は日本だけのこと、アジアだけのことではなくて、日本と世界が同時進行的につくってきたもので、それを全部まとめてふかんしていくことが必要だ」と指摘しました。そのうえで、西室氏は「20世紀という時代は、光の部分と影の部分の両方がある時代だったという認識は共有できた。具体的な文言をどうするかという議論より、日本は世界の中の一員であり、21世紀に向かって何ができるかを中心に議論したい」と述べました。 また、座長代理を務める国際大学学長の北岡伸一氏は、記者団が「過去の植民地支配や侵略についてどのような議論が