1万円札を廃止すべきだ──。こんな議論が突如浮上してきた。米ハーバード大学の経済学者、ケネス・ロゴフ教授が著書『現金の呪い』の冒頭で提言したのがきっかけである。高額紙幣が存在するからマネーロンダリング(資金洗浄)や脱税などが蔓延するし、タンス預金を助長して、消費や投資を促すマイナス金利政策の効果を弱めるというのが主張の根拠だ。 すでにECB(欧州中央銀行)は500ユーロ(約6万1500円)紙幣の発行を2018年末で停止することを決めている。テロや犯罪の資金源を絶つのが目的で、ニッセイ基礎研究所専務理事の櫨浩一氏はさらにこう語る。「高額紙幣から段階的に現金を廃止するというのがロゴフ教授の提言で、ECBもその意向だと言われています。すべて電子データ上での決済になれば、架空口座経由でも最終的に犯罪者は自分名義の口座でお金を受け取るので、簡単に足がつくわけです」。 ただし、マイナス金利への効用につ
北朝鮮の国営メディアは、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長が「新たに製造したICBM=大陸間弾道ミサイルに搭載する水爆を視察した」と伝え、弾道ミサイルに搭載するために核兵器の小型化が進んでいるとアピールし、アメリカをけん制する狙いがあると見られます。 それによりますと、キム委員長は研究所で「新たに製造したICBM=大陸間弾道ミサイルに搭載する水爆を視察した」としています。写真には、北朝鮮がICBMだとする「火星14型」の核弾頭という朝鮮語と、弾頭の断面図が描かれたパネルを背にキム委員長が図と同じ形状の銀色の物体を見ている様子が写されています。国営メディアは「核弾頭としての水爆の技術的性能を最先端の水準で更新した」と伝えていて、キム委員長は「水爆の構成要素が100%国産化され、われわれは今後、強力な核兵器を思いどおりに生産できるようになった」と述べたということです。 北朝鮮としては弾
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