MiFID2に抜け穴批判-システマティックインターナライザー巡り Will Hadfield、Nejra Cehic 欧州連合(EU)の金融・資本市場の包括的な規制、第2次金融商品市場指令(MiFID2)の来年1月の施行を控えて、欧州最大の取引所運営会社であるドイツ取引所が、「システマティックインターナライザー(SI)」という取引プラットフォームを批判する動きに同調した。 顧客注文を自己勘定や他の顧客勘定と組織的かつ頻繁にマッチングさせるSIとして登録された業者は、MiFID2が私設取引システム(ダークプール)に課す制限を回避できる。 フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所のアレクサンドラ・ハフマイスター最高規制責任者(CRO)は、「ティックサイズ」と呼ばれる値刻みのルールでSIには例外的に細かい刻みが許され、MiFID2は不公平だと主張する。 ハフマイスター氏は8日のブルームバー