香港では、警察の許可がないまま抗議活動を行ったデモ隊の一部が議会にあたる立法会や政府庁舎に火炎瓶を投げたり、道路にバリケードを設けて火をつけたりして過激な行動に出たため、警察が強制排除に乗り出し、デモ隊の中には拘束される人も出ています。 デモを呼びかけていた民主派の団体は、31日の抗議活動の中止を決めましたが、逮捕者が相次いだことへの反発が広がり、香港島の中心部には多くの市民が集まり、デモ行進を行いました。 デモ隊の一部は、議会にあたる立法会や政府庁舎の周辺に集まり、幹線道路を占拠したほか、火炎瓶やれんがを投げるなどしたため、警察が催涙弾や放水車を使って強制排除に乗り出しました。 また、政府庁舎から500メートルほど離れた警察本部近くの道路では、デモ隊がバリケードに火を放ち、およそ1時間にわたって激しく燃え続けました。 その後、デモ隊の多くは警察の強制排除を逃れながら香港の複数の場所で抗議