安倍晋三首相は18日、浜田宏一内閣官房参与と官邸で面会した。内閣府が17日に公表した令和元年10~12月期の国内総生産(GDP)が5四半期ぶりのマイナス成長に落ち込んだことや新型肺炎の長期化を受け、景気の現状と先行きに関して意見を交わしたとみられる。 面会後記者団の取材に応じた浜田氏によると、財政赤字の拡大を容認する「現代貨幣理論(MMT)」に関し、毒を持つフグに例えて浜田氏が「20年間デフレに苦しんできた日本にとって解毒剤になる」と言及したのに対し、首相は「良い調理師がフグをちゃんと調理して食卓に持ってくるならいいが、そうでないと危険なことになる」と応じたという。