▽明けましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。 人並な挨拶をとりあえずしておく。とはいえ、この挨拶に納得していない部分はある。昨日と今日でほとんど何も変わらない。ただ年が変わり日付が変わっただけだ。太陽が落ち、再び登る繰り返しの一度の狭間。それにおめでたいというのもよく分からない。それならば每日の言葉として朝起きたらおはようではなくおめでとうと言うべきだ。無事に朝を迎えられましたねと。 このようなことはいつかの元日に書いたような気がするし、毎年書いているような気さえする。子供じみた社会に対する反発でしかないので大した意味はない。馬鹿らしいことだ。 人間というのは区切りをつけるのが好きだ。その点、自然界は緩やかに物事が移ろってゆき、明確な区切りがあるとすれば死くらいか。私はなるべく自然に忠実に生きたい。 そんなことを書きつつも大晦日の黄昏時、いつもの夕陽スポットにいた。初日