10代を米国とトルコで過ごした経験から、文化の違いに関心を持ち、大学で文化人類学を学ぶ。広告代理店にてコピーライターとして10年間勤務した後、IDEOに入社。ロンドン大学セントラル・セント・マーティンズにてイノベーション経営学修士号を取得。幸せに関する自身の研究をロンドンのTEDxHackneyで発表した経験も持つ デザイン思考には「遊び」が欠かせない 日本の企業文化の面で、デザイン思考がうまくいきにくい要因はありますか? 堤惠理氏(以下、堤氏) デザイン思考に取り組む際に、「答え」をすぐに求め過ぎるように感じます。すぐに答えが分かるものであれば、そもそも新しいものを創りだすための努力も要りませんよね。 答えが分からないものを生み出すアプローチには、「遊び」に近いものが求められます。「遊び」には最終目標がありません。意図せずやっているうちに何かができたり、できたものを壊したりすることを繰り
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