米国ではすでにネットからの音楽ダウンロード数がCDの売り上げ枚数を上回っており、「CD離れ」が進んでいるが、CNNのレポートによると、今度は「デジタルデータの購入」離れが進んでいるという。といっても音楽を聞くことが減っているのではなく、デジタルデータを「所有する」という行為がなくなりつつある、ということらしい(CNN、本家/.)。 音楽業界は1990年代後半の「Napster」の時代から激変してきた。5年前はリスナーたちは音楽CDを買うか、アルバムのダウンロードの間で選択する必要があった。しかし今は違う。「Pandora」や「Spotify」のような音楽ストリーミング・サービスが普及したことにより、選択肢は音楽をダウンロードすることか、オンラインでストリーミング再生するかどうかの違いになりつつある。 そしてCNNの学生へのインタビューによると、今ではダウンロードすることも減りつつあるという