横浜国立大学(横国大)、多摩六都科学館、名古屋大学(名大)、中部大学の4者は8月23日、分類が混乱していた発光するトビムシの正体を確認し、またトビムシの発光能を試験する独自手法を考案して、日本の既知種の中から合計4種が発光することを確認したと共同で発表した。 ザウテルアカイボトビムシとその発光している様子。(出所:共同プレスリリース) 同成果は、横国大の大平敦子 社会人大学院生(現・多摩六都科学館学芸員)、同・中森泰三准教授、同・松本幸学部生、名大大学院 理学研究科・高等研究院の別所学特任助教、同・加藤巧己大学院生、中部大 応用生物学部 環境生物科学科の大場裕一教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、動物に関する全般を扱う学術誌「Zootaxa」に掲載された。 日本でも身近な環境に棲息するトビムシは、体長がわずか数mmしかなく、陸上の発光する節足動物としては世界最小クラスの大きさだ。トビ