女性を盗撮をしている男性を見つけては声をかけ、警察に行くか示談金を支払うか迫る。こんな手口で金を脅し取る事件が相次いで摘発された。その名も「盗撮ハンター」。まるで正義の味方のようなネーミングだが、被害女性も実はグルだった疑いがあり、複数人が関与する組織的な犯罪との見方が強まっている。捜査関係者は「新手の美人局ともいえる手法。男性側は盗撮加害者でもあり、被害を訴えにくい」と警戒を強めている。 池袋で“獲物”探し 「今、盗撮していましたよね?」 昨年12月28日夕。年越しを間近に控え、多くの人々が行き交う池袋駅東口近くの路上で、男は“獲物”を探していた。目にとまったのは30代の会社員男性。この男性は見ず知らずの女性の後をつけ、後ろ姿をスマートフォンで撮影した。その様子を見届けた男は、女性の知人を装って男性に声をかけた。そして、その違法性を丁寧な口調で語り始めた。 「迷惑防止条例違反です。罰金が
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