欧州理事会のドナルド・トゥスク常任議長(大統領に相当)は11日未明、ブレグジット(イギリスの欧州連合離脱)について、イギリスと欧州連合(EU)が10月31日までの「柔軟な延長」で合意したと発表した。記者会見でトゥスク氏は、「イギリスの友人へのメッセージ」として「この時間を無駄にしないで欲しい」と話した。 EUは10日、ブリュッセルで臨時首脳会議を開き、テリーザ・メイ英首相が離脱日を今月12日から6月30日に延期したいと要請。それより前にイギリス議会が離脱協定を批准すれば期日を早める条件も申し出た。