任天堂のWii、ソニー・コンピュータ・エンタテインメント(SCE)のプレイステーション 3といった新しいハードウェアが注目を集める2006年のゲーム業界。だが、この2機種よりもひと足早く、2005年12月10日に発売された次世代ゲーム機が存在する。それがXbox 360である。 発売から約8カ月で40タイトル以上、年末までには約80タイトルを市場に投入する予定のXbox 360だが、これだけでは万全と言い切れないのも事実だろう。そこで今回は、2006年4月1日にマイクロソフトのXbox事業本部長に就任した泉水敬氏に、Xbox 360の今後の展開や、他社のハードウェアに関する見解など、さまざまな話を直接聞いてみることにした。 マイクロソフト 執行役 ホーム&エンターテインメント担当 Xbox事業本部長 泉水敬氏 ――Xbox事業本部長に就任してから4カ月が経ちました。まずはこれまでを振り返っ