巨大ナメクジ。 ホムトフの森は、ものすごい数のナメクジがいた。しかも全部巨大で、10cm位は余裕であるものばかり。そして色彩も多彩で、茶色いやつからヒョウ柄、紫まで。これらは日中はどこにもいないが、日没後になると突然一斉に道路に出てくる。 いったい道路で何をしているのかと思ったら、こいつらは路上に落ちているウンコを食っているのだった。道路には鳥獣人を問わずいろんな生き物のウンコが落ちているので、これを一心不乱に暴食しているのである。陸貝は総じて、ウンコが好きな生き物だ。 アフリカマイマイに代表されるように、陸貝はしばしば重大かつ危険な寄生虫の中間宿主となるが、その理由の最たるものが彼らのウンコ食い遊びである。いくら貝の仲間といえど、うかつにナメクジを採って食べてはいけない所以だ。 ナメクジは、新しいもの好きなファッションリーダー。森に見慣れないものを置くとすぐ這い登ってきて、とりあえずそれ
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