2018年11月11日 アリヤドリバチの幼虫とサナギ トビイロケアリに寄生するアリヤドリバチ。 初夏にトビイロケアリの巣の周りを飛び回り、働きアリが運ぶ幼虫に産卵をするのですが、アリの巣で暮らす幼虫時代の生態など、未だ分かっていないことばかりで謎の多い昆虫。 今年は飼育下で産卵さて育てることに成功して、アリヤドリバチの貴重な姿を撮影することができました!! 貴重な写真とはいえ、これを見てすごいと思ってくれる方は世界でも数人しかいないかもしれませんが。 標的である幼虫を発見すると、その周辺をホバリングしながら産卵のチャンスを待ちます。 飛ぶのがとても上手く、狭い容器の中でも長時間ホバリングができます。 そして隙を見て幼虫の体内に産卵します。 産卵からしばらく経ったある日。 アリの幼虫に紛れて、アリではない幼虫があるのがお分かりでしょうか? 左はトビイロケアリの幼虫で、右がトビイロケアリを食べ