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ブックマーク / book.asahi.com (4)

  • 文學界新人賞・市川沙央さん 「なにか職業が欲しかった」ままならぬ体と応募生活20年の果てに 「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#1|好書好日

    第128回文學界新人賞 受賞作品「ハンチバック」 親が遺したグループホームで裕福に暮らす重度障害者の井沢釈華。Webライター・Buddhaとして風俗体験記を書いては、その収益を恵まれない家庭へ寄付し、Twitterの裏垢では「普通の人間の女のように子どもを宿して中絶するのが私の夢」と吐きだす。ある日、ヘルパーの田中に裏垢を特定された釈華は、1億5500万円で彼との性交によって妊娠する契約を結ぶ――。 療養生活という名の引きこもり 取材は市川さんが両親と暮らす自宅で行われた。お母さんに案内された部屋で、市川さんと目が合った瞬間、その射貫くような眼差しに気圧された。市川さんは筋疾患先天性ミオパチーという難病により、人工呼吸器を使用しているため、発話に大変な体力を使い、リスクもある。そのため取材も、あらかじめメールで回答をもらい、補足のみ、最小限お話いただく形をとった。 目力の強さはそれが市川さ

    文學界新人賞・市川沙央さん 「なにか職業が欲しかった」ままならぬ体と応募生活20年の果てに 「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#1|好書好日
    esbee
    esbee 2023/05/28
    『「『相転移』という言葉が好きなんです。水を温めるとやがて沸騰して水蒸気になるように、すぐに成果に現れなくてもエネルギーを注ぎ続ければいつかは劇的な変化が訪れる。』
  • 福井県立図書館「100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集」インタビュー レファレンスサービスは、なんでも聞いていいんです!|好書好日

    宮川陽子さん福井県立図書館 司書 1998年から福井県立図書館で司書として勤務。現在の担当分類は、建築や機械工学、家政学などを扱う「5類 技術」(日十進分類法)。読書バリアフリーサービスや寄贈図書の管理なども行なっている。同館の「覚え違いタイトル集」の発案者でもある。 福井県立図書館「覚え違いタイトル集」 レファレンスサービスの認知向上のために ――「覚え違いタイトル集」は、どういった経緯で生まれたのですか。 そもそもの始まりは大学時代の後輩が久世番子さんの漫画『暴れん坊屋さん』を勧めてくれたのがきっかけかもしれません。久世さんが書店でバイトをしていたときのことを描いた漫画で、お客さんが覚え違えているタイトルから「これですね」と正しいタイトルのを渡すシーンがあったんですよね。それを見て図書館のカウンターでも似たようなことがあるという話から、エクセル表で覚え違いの事例を集めていくことに

    福井県立図書館「100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集」インタビュー レファレンスサービスは、なんでも聞いていいんです!|好書好日
    esbee
    esbee 2022/02/08
    即死魔法笑ったwww『人生が片づくときめきの魔法』
  • asahi.com(朝日新聞社):ホラー小説 ホラーとファンタジーは今、文学的実験の敵地に - ひと・流行・話題 - BOOK

    ホラー小説 ホラーとファンタジーは今、文学的実験の敵地に2008年12月11日 「パラサイト・イヴ」など人気作を次々に生み出す日ホラー小説大賞(角川書店主催)で、今年の第15回長編賞には飴村行(あめむら・こう)さんの「粘膜人間」が選ばれた。乱暴な弟の殺害をカッパに頼むという奇想で、薬物を使った拷問やむごたらしい殺し合いの場面が描かれている。中学生同士が殺し合う「バトル・ロワイアル」が、作品の反社会性から同賞に落選して10年。ホラー小説は、その可能性を広げながら暴走を続けている。 「粘膜人間」は最終選考前の下読み委員の評価は最高点だった。が、最終選考で「悪夢のような拷問シーンが実に不愉快で、作者はかなり危険なところに近づいている気がする」(林真理子さん)とされ、大賞は真藤順丈さんの「庵堂(あんどう)三兄弟の聖職」に。ただ、映像的な表現と文章力は林さんも高く評価する。 著者の飴村さんは39歳

    esbee
    esbee 2008/12/11
    『最終選考で「悪夢のような拷問シーンが実に不愉快で、作者はかなり危険なところに近づいている気がする」(林真理子さん)とされ』『タブーがなく、何でも表現してしまう』この評者たちの評価基準が真剣にわからん
  • asahi.com:フランスの学歴インフレと格差社会―能力主義という幻想 [著]マリー・ドュリュ=ベラ - 書評 - BOOK

    フランスの学歴インフレと格差社会―能力主義という幻想 [著]マリー・ドュリュ=ベラ [掲載]2008年02月24日 [評者]小林良彰(慶應大学教授・政治学) ■教育の長期化でも残る不平等に警鐘 わが国は、親の階層とは無関係に子供が頑張れば弁護士にも医者にもなれるという意味では平等な社会である。しかし、かつては都立日比谷高校などの公立高校が東大合格者の多くを占めていたが、今は中高一貫教育の私立が上位に並び、東大生の親の年収が全国平均を大きく上回っているという。 欧州でも英国では、私立のパブリックスクールに行くか公立に行くかで将来の進路は大きく分かれる。公立からオックスフォードやケンブリッジへ進学するのは至難の業であり、親の階層が子供の進路に大きく影響している。 これに対して、フランスでは、親の社会階層にかかわらず、子供の教育機会を増やすことで社会的流動性が高まり、平等な社会が実現するという平

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