記事では、『ちいかわ』は労働と友達の物語という切り口で書いています。 ちゃんと漫画を読み通して驚いたのは、ちいかわやハチワレに家族がいないことで、恋人も恋愛もいない。もちろん性愛もなくて、血縁と生殖から切り離された個として描かれていること。 もしかしたらキャラクター主体のキッズ向けコンテンツでは当たり前なのかもしれないですが、自分には衝撃でしたし、読み進めていくと作者のナガノは、かなり自覚的に書いていると感じます。 これが独自の読みやすさになっていて、男女論や家族の比喩に回収されないことが『ちいかわ』が幅広い層に支持されているる勝因ではないかと思います。 家族や性が存在しない代わりにあるのが、職場の同僚と友達だけの世界で徹底して個人の繋がりなんですよね。これには本当に驚いたのですが、突き詰めて考えると、自分はこういう世界に生きているなぁと本当に思います。 ある種の成熟拒否というか成熟できず

