2008年04月28日19:29 カテゴリ 「星の王子さま」におけるapprivoiserの考察 翻訳モノというのは、「独占出版権」みたいなものがあるんですかね、サンテグジュペリの『星の王子さま』というのは、これまで岩波の内藤濯訳のものが、およそ半世紀もの間、日本国内では「唯一」だったのですが、この2、3年ぐらいですか、そうした「独占権」が切れたみたいで、他社からもこの「星の王子さま」の翻訳版が、「雨後のタケノコ」みたいな感じで出ています。ただ、それらは、軒並み、「文庫」というスタイルのため、廉価で、手軽に読めるというのは、読者にとって、とても、ありがたいことです。 じつは、学生の頃、仏文科の授業の専門課程での原典購読で、このサンテグジュペリの「星の王子さま」を読まされたことがありました。 といっても、原本のテキスト、まるごと1冊ではなく、そのごくごく一部でした。おそらく、興味のある人は、