電機大手の三菱電機とパイオニアが、カーナビゲーションシステムなど車載機器分野で事業統合をにらんだ提携協議に入ったことが14日、明らかになった。 早ければ月内の合意を目指す。パイオニアはさらに、次世代カーナビの開発を視野に、他の複数のメーカーにも部分的な協業について打診を始めた。車載機器業界の再編・効率化が一気に加速する可能性がある。 三菱電機の車載機器事業は、大半が三菱自動車向けのOEM(相手先ブランドによる生産)だ。一方、パイオニアは「カロッツェリア」ブランドを展開し、市販用の国内シェア(市場占有率)が約30%で首位だ。両社の組み合わせは補完関係を築きやすいとみられる。 提携協議が調い次第、両社は開発、生産、販売を通じた協業を進め、経営効率の抜本的な改善を図る。 これとは別に、次世代の高速無線に対応した商品開発では、複数のメーカーとも部分的に協業し、1社あたりの開発費負担を軽くし
今回のテーマは「女性活用の実態に関するアンケート」。 女性が社会で活躍するうえでの負荷を軽減するために、産休・育児支援などの諸制度を整える企業が増えている。しかし、実際に女性が活躍することは「あたりまえ」となっているのだろうか。そこで、実際に制度を活用する立場である社員に女性活用に対しての意識と傾向について調査した。 今回の調査は2008年1月25日〜1月28日で行い、全国の20歳以上のビジネスパーソン1,082人(20〜29歳 25.5%、30〜39歳 25.0%、40〜49歳 25.0%、50歳以上 24.5%、男性67.5%、女性32.5%)から回答を得た。 まず、これまでに産休・育児制度などを活用したことがあるか聞いたところ95.8%が「活用したことはない」と答えており、性別・年齢において大きな違いはみられなかった。また、勤め先は女性が働きやすい環境かどうか聞いたところ、男女共に4
写真1●NTTドコモは山田隆持社長,KDDIは小野寺正社長兼会長,イー・モバイルはエリック・ガン社長兼COOと,各社トップが意見陳述を行った。 総務省は2009年3月6日,電気通信市場の環境変化に対応した接続ルールの在り方を検討するため,「電気通信事業政策部会・接続政策委員会合同ヒアリング」を開催した。この会合には,NTTドコモの山田隆持社長,KDDIの小野寺正社長兼会長,ソフトバンクの孫正義社長,イー・モバイルのエリック・ガン社長兼COOの携帯各社トップがそろい踏み,熱い議論を繰り広げた(写真1,写真2)。 接続ルールの見直しは総務省が定期的に実施している。ただ,これまでは固定通信が中心だったが,今回は移動通信がメインになった。モバイル市場はMVNO(仮想移動体通信事業者)の新規参入でプレーヤの多様化が進む一方,NTTドコモと日本通信の間で相互接続を巡る紛争も起こっている。新規参入事業者
マイクロソフトは2009年3月6日,NPO法人(特定非営利活動法人)と共同で進めている女性支援プログラムの活動成果と今後3年の活動計画を発表した。2009年4月から2012年3月までの3年で,5500人のプログラム参加と,参加者の35%を6カ月以内に就労させることを目標とする。 女性支援プログラムの名称は,「女性のためのUP(Unlimited Potential=無限の可能性)プログラム全国版」。マイクロソフトと,女性関連施設を運営するNPO法人の全国女性会館協議会が共同で,2006年から取り組んでいる。経済的に困難な状況にある女性や起業を目指す女性を,パソコンやインターネットの習得機会を提供することで支援するのが狙いだ。 女性のためのUPプログラム全国版の活動期間は2006年1月から2012年3月まで。2009年4月から2010年3月まで実施するフェーズ3に先駆け,2006~2007年
NECは基幹システムを全面再構築する。独自のクラウド基盤を構築、その上で動くアプリケーションをグループ各社が利用する。並行して業務プロセスの標準化にも取り組む。システム関連のTCO(総コスト)と間接部門の費用をそれぞれ2割以上削減するとともに、グループ全体の事業状況を的確に把握できる体制を築く。 総投資額は400億円を予定する。同社は2009年3月期、2900億円の最終赤字を計上する見通し。攻めのIT投資で経営の効率化を急ぐ。「経済危機を勝ち抜ける筋肉質の体制を作る」(相澤正俊副社長)。自社システムをクラウド時代のショーケースにする狙いもある。 2009年3月2日付で再構築を本格的に始めたと発表した。販売、経理、資材(購買)の基幹3システムを作り直す。2010年4月以降、順次稼働させる。
そんな中で、パイオニアは経営再建に、自動車産業と一蓮托生とも言える道を選んだ。小谷進社長が2月12日に発表した構造改革案は、2010年3月までにプラズマテレビから完全撤退し、カーエレクトロニクス事業を主軸に置く内容だったからだ。 テレビを主力とするホームエレクトロニクス事業は2005年3月期から営業赤字が続く。2009年3月期も赤字幅は520億円に膨らむ見通しだ。これを穴埋めしてきたのがカーエレ事業だった。2008年3月期の連結決算では、テレビの180億円という営業赤字を、カーエレの261億円という営業利益で帳消しとした。 カーエレも営業赤字125億円 パイオニアはカーナビにHDD(ハードディスク駆動装置)を2001年に搭載、携帯電話網を使った通信に2002年に対応するなど、日本初の製品を発売した実績があり、市販の据え置き型では国内シェアトップに立つ。ここに経営資源を振り向けて、生き残りを
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