オフショア開発向けの設計書で,プライドの中嶋健一郎氏が特に注意している表現。これらを改善した結果,問い合わせ件数が同様のプロジェクトの半分以下に減ったという 名前の付け方がその一つ。アルファベットを使う場合,日本人が理解しやすいようにデータ項目を「kokyaku」や「kakaku」などローマ字にする人は多い。だが「海外の開発者はローマ字の意味を考え込んでしまう」(中嶋氏)。これは「customer」や「price」といった英語で表記することで解決できる。 数値の範囲を日本語で示すのも危ない。例えば「Aの範囲は,500円以上,1000円未満」という表現。500円や1000円など境界値を含むのかという点で誤解を生みやすい。「≧500」や「<1000」といった記号を使えばよい。 主語がないのも問題である。日本語は主語がなくても意味が通じる。だがインドや中国の開発者は,ここに疑問を感じるという。「
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