棟方志功の版画盗難か?=いつの間にかカラーコピー-神奈川 棟方志功の版画(真作)の代わりに額内の台紙に貼り付けられていたカラーコピー。和紙をコピーした形跡が枠のように残っている=17日午後、横浜市中区の神奈川県庁 神奈川県は17日、版画家の棟方志功(1903~75年)の作品を紛失したと発表した。公益財団法人「神奈川芸術文化財団」(横浜市)に無償貸し付けしていたが、作品がいつの間にかカラーコピーにすり替わっており、真作が見つからないという。県は盗まれた疑いもあるとして、県警加賀町署に相談している。 県によると、紛失したのは「宇宙讃(神奈雅和の柵)」という作品で、大きさは横約65センチ、縦約50センチの変形15号。 この作品は、県が鎌倉市にアトリエがあった棟方に依頼し、74年に棟方から県職員が和紙に刷られた真作を受け取った。別に刷られた作品はなく、当時の取得費用は300万円だったという。
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