米国は10月27日、南シナ海にイージス艦を派遣、中国が人工島を建設し、「領海」を主張するスプラトリー(南沙)諸島の人工島12カイリの内側を航行した。米国がこのタイミングで行動に出た理由は。日本への影響は。防衛問題や安全保障に詳しい日本大学の勝股秀通教授に分析してもらった。 米国がようやく重い腰を上げた――。10月27日、米海軍は横須賀基地配備のイージス駆逐艦「ラッセン」を南シナ海に送り込んだ。中国が「領海」と主張し、他国海軍艦艇の航行を拒否しているスプラトリー(南沙)諸島の人工島12カイリ(約22キロ)の内側を航行し、哨戒活動を実施するためだ。中国の主張を拒否する姿勢を示すためで、沖縄・尖閣諸島に続いて南シナ海でも、国際秩序を破壊し、自国の海にしようと画策する中国との終わりの見えない長い戦いがはじまった。 南シナ海では、1970年代に海底油田が見つかるなど豊富な天然資源の存在が明らかになる
中国の習近平国家主席(62)による英国公式訪問とほぼ時を同じくして、中国から逃れた亡命ウイグル人の組織を束ねる「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長(68)が来日し、習政権下でウイグル人への弾圧が強まっている現状を訴えた。英メディアは「英国が習主席のために敷いたレッドカーペットはウイグル人の血で染まっている」とのカーディル議長の言葉を報じた。 来日した議長が英を指弾 カーディル議長は10月13~21日の日程で来日。自民党の国会議員らとの懇談に加え、精力的に記者会見や講演をこなした。英ロイター通信は19日に日本外国特派員協会で開かれた記者会見について報道。ジョージ・オズボーン英財務相(44)が先月、中国・新疆ウイグル自治区を訪問した際に「英中の経済関係について強調したが、現地の問題についてはほとんど言及を避けた」と指摘した。 また中国が新疆ウイグル自治区で活動しているとする「イスラム過
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