中国新疆ウイグル自治区アクス地区バイ県の炭鉱で9月に起きた襲撃事件で、自治区共産党委員会の機関紙「新疆日報」は20日、16人が死亡、当局が容疑者28人を射殺したと報じた。中国当局は事件の発生自体を公表していなかったが、先行した海外メディアの報道を認める形になった。 同紙によると、炭鉱は9月18日朝に襲撃され、警察関係者5人を含む16人が死亡、18人が負傷した。山の中に逃げた容疑者らを追跡して、今月12日までに28人を射殺。このほか1人が投降したという。 同紙は「国外の過激派組織が直接指揮した暴力テロ事件」と伝え、リーダー格としてウイグル族とみられる2人の名前を挙げた。「テロ集団」は国外の過激派組織と連絡を取り、たびたび指示を受けていたという。一部は2008年から過激な宗教思想に関する映像などを見ていたとしている。 同自治区では、少数民族に対する抑圧的な政策を背景に、ウイグル族と当局の間で対