ブックマーク / gendai.media (6)

  • 大統領選出馬断念…?世界を騒がせる「カニエ・ウェスト」の人生と思想(池城 美菜子) @gendai_biz

    大統領選出馬断念…?世界を騒がせる「カニエ・ウェスト」の人生と思想 高評価の新曲では何を歌っているのか カニエ・ウェストの周辺で何が起きていたか 2020年7月、カニエ・ウェストの周辺が騒がしい。 彼は、21世紀に入ったタイミングで音楽プロデューサーとして頭角を表し、03年にラッパーとしてソロ・デビューを果たした超人気ヒップホップ・アーティストであり、デザイナーでもある。 2010年発表の5作目『マイ・ビューティフル・トゥイステッド・ファンタジー』が00年代の最高傑作と言われるほどの才能の持ち主だが、カニエが有名であるのは多めに見積もっても音楽の功績は3分の1ほどであり、あとは彼が関わるスニーカーや服の価値が爆上がりするミダス・タッチとも言える審美眼、それから舌禍事件と奇行の数々が理由だ。 自作自演がデフォルトになったSNSの時代に、彼とのキム・カーダシアン・ウェスト(とその一家)は、「

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  • コロナ危機で露呈…日本政治は「家族」への想像力が貧しすぎる(森山 至貴) @gendai_biz

    家族はコロナ対策の「ハブ」 このところ、ジョギングする人だけでなく、手をつないで歩く男女のカップルも街中に増えたと感じることはないだろうか。若年層だけでなく、中高年の男女カップルも手をつないで仲睦まじく歩道を歩いている。 新型コロナウィルスの流行が収束の気配を見せない現在、繁華街に出かけることができないのだから近所を散歩でも、という人が多いのは十分に理解できる。人と人の物理的な接触に現在の私たちがかなり注意を払っているからこそ、手をつなぐという行為がいつも以上に目につくということもあるだろう。 「三密」を避けるとか、他人と距離を空けてジョギングするとか、人と人が物理的に遠ざかるよう私たちの多くはけっこうな努力をしている。そうやって努力をしている私たちのなかには、他人が自分と同じように努力をしていないのを見るとつい非難したくなってしまう人もいるかもしれない。しかし、手をつなぐ男女のカップルを

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  • EU離脱の原点ーー「イギリス版ファシズム」という黒い歴史(河野 真太郎)

    ブレグジットと排外主義 2020年1月31日、イギリスは正式にEUから離脱した。この離脱を問う国民投票が行われたのが2016年6月23日。実に3年半の紆余曲折を経て国民投票の結論は実行に移された。 この投票結果について、当時から現在までずっと繰り返されている説明の「型」がある。それは、EUからの移民労働力によって自分たちが職を脅かされていると考えた「排外主義的な労働者階級」が、移民排斥の意図をもって離脱を支持した、というものである。そしてそれに対し、リベラルで排外主義的ではない「多文化主義的な中流階級」は、EU残留に票を投じた、と。 この説明にはある程度の説得力があるし、数字もそれを裏付けているように見える。例えば、マーケティング・リサーチ企業イプソスによる調査結果を見てみよう。念のため、国民投票全体の結果はEUからの残留支持が約48%、離脱支持が約52%であった(投票率は72%)。イプソ

    EU離脱の原点ーー「イギリス版ファシズム」という黒い歴史(河野 真太郎)
  • 『この世界の片隅に』は家制度を頭に入れて観るとよくわかる(一ノ瀬 俊也)

    漫画、そしてアニメ映画で多くの人びとの心をとらえてきた『この世界の片隅に』。8月3日にはアニメ映画版が地上波で初放送され、12月には新作のアニメ映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が公開される予定だ。綿密な取材をもとにつくられたこの作品は、戦時下の人びとの日常を知るうえで多くのヒントがつまっている、と日近現代史を専門とする一ノ瀬俊也埼玉大学教授はいう。今回は、この作品を題材に戦前の女性と家制度を考えてみたい。*以下の文章には、作品の内容に関する紹介が含まれていますので、ご注意ください。 「居場所」探しの物語 こうの史代の漫画『この世界の片隅に』とそのアニメ映画版は、広島県呉市を舞台に、戦時中のある女性の日常生活をリアルに描いた物語である。空襲や原爆、そして敗戦という異常な事態のなかでも、人びとはかけがえのない日常を強く生きていたという作品のメッセージは、多くの人の心を動かしている

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  • 公文書とは何か…「薬害エイズ事件」の文書が与えた大きな影響(三木 由希子) @gendai_biz

    「公文書」をめぐる30年 2016年の現上皇の退位発言を受けて天皇退位の議論が始まり、2017年6月に「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」が成立。天皇の代替わりが決まったこの時期、政府の公文書管理に対する不信感を招く問題が相次いだ。 2017年に入って間もなく、財務省が森友学園交渉記録を、陸上自衛隊が南スーダンPKO派遣日報を、いずれも1年未満保存文書のため短期間で廃棄済みだからないとして大問題に。 結局、のちに短期で随時廃棄できる1年未満という保存期間を悪用して、存在する公文書の隠ぺいを図っていたことが発覚して、さらに大きな問題になった。 加計学園問題では、獣医学部新設を推進したい内閣府が「総理のご意向」などと言ったと記録された文科省から流出した文書を「怪文書」とする菅官房長官の発言を受けて、公文書とは何かに関心が集まった。 そして、森友学園では決裁文書の改ざんという前代未聞問題も発生

    公文書とは何か…「薬害エイズ事件」の文書が与えた大きな影響(三木 由希子) @gendai_biz
  • 戦後日本人の思考回路を作った? アメリカ「対日宣伝工作」の真実(賀茂 道子) @gendai_biz

    「大日帝国」の終着点にして、戦後日の出発点でもある太平洋戦争末期〜米軍占領期には、「日を二度と脅威にならない国にする」ため、アメリカによる様々な宣伝工作が行われた。だがその詳細や影響力については、いまだ不明な点も多い。 論文「ウォー・ギルト・プログラム──『戦争の有罪性』とは何か」が高く評価され、単行化を控える名古屋大学博士研究員の賀茂道子氏が、ベールに包まれてきた「対日心理作戦」そして「ウォー・ギルト・プログラム」の真相を描き出す。 そのシステムは現代まで引き継がれている 敵機襲来……機銃掃射か、はたまた偵察かと息をひそめていると、突然空から大量のビラが落ちてくる。拾い上げてみると、それは米軍によって作成された、降伏を促すビラであった。 このような光景を、映画などで見たことがある人も多いのではないだろうか。 アジア・太平洋戦争も末期になると、米軍機はたびたび日土へ飛来し、空襲

    戦後日本人の思考回路を作った? アメリカ「対日宣伝工作」の真実(賀茂 道子) @gendai_biz
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