EU離脱の原点ーー「イギリス版ファシズム」という黒い歴史（河野 真太郎）

ブレグジットと排外主義 2020年1月31日、イギリスは正式にEUから離脱した。この離脱を問う国民投票が行われたのが2016年6月23日。実に3年半の紆余曲折を経て国民投票の結論は実行に移された。 この投票結果について、当時から現在までずっと繰り返されている説明の「型」がある。それは、EUからの移民労働力によって自分たちが職を脅かされていると考えた「排外主義的な労働者階級」が、移民排斥の意図をもって離脱を支持した、というものである。そしてそれに対し、リベラルで排外主義的ではない「多文化主義的な中流階級」は、EU残留に票を投じた、と。 この説明にはある程度の説得力があるし、数字もそれを裏付けているように見える。例えば、マーケティング・リサーチ企業イプソスによる調査結果を見てみよう。念のため、国民投票全体の結果はEUからの残留支持が約48%、離脱支持が約52%であった（投票率は72%）。イプソ

[shikahan]

「多文化主義」には「能力があれば出自によらず取り立てる実利的能力主義」と「困っていれば出自によらず助け合う理想的互助主義」という真逆の概念があるから、分けた方が良いのかもな

[kusukusunoki]

中流階級における"グローバル時代において勝ち組になるためのスキルとしての多文化主義"と新自由主義の接続(勉強のできる中流の子は多様性を身につけ、労働者階級は取り残される「多様性格差」)。

[goadbin]

この人はフェミニズムの視点からのみでスターウォーズep8が最高というような人です。要は自分の党派性で判断を変えてしまうような人。https://bunshun.jp/articles/-/23843

[d-ff]

ジョージ・スマイリーという希代のヒーローを創出しながら、その信念、主張を真っ向否定する傑作を紡いできたル・カレは如何な評価をされているのだろう。米国のチョムスキーのような扱い、あしらいなのだろうか。

[IkaMaru]

「物言わぬ安い労働力としては大歓迎」「社会の姿を変える異文化人としては邪魔」が新自由主義右派の外国人への態度で、多文化主義を肯定し後者を否定する中流階級も、前者までは否定しきれていない所はあるのだろう

[toraba]

「ナショナリズムは悪なのでグローバリズムは善」https://youtu.be/1DErfYEACvY?t=106

[mangakoji]

日本だったら、何に当たるのか、考えながら読んでた。階級階級いう言葉が家族を持つ者に限定されてる気がして、こんなにも疎外者ばかりの日本に置き換えられなかった。イギリスは絆があって幸せだとも

[osaan]

原点と言うなら、ワット＝タイラーの乱がどのように起こったか、というとこまで言及してもらいたいが。それだと長くなりすぎるか。

[vialavida]

「企業家精神と進取の精神にあふれる者であれば人種の差別はしない新自由主義的なメリトクラシー」でない形で「(日本の)私たちはどのようなリソースに頼ってそれ(排外主義や人種主義)に対抗していけるのだろうか」

[kanflu]

"エリック・クラプトンやデイヴィッド・ボウイ"（p.4）

[palop]

“企業家精神と進取の精神にあふれる者であれば人種の差別はしない新自由主義的なメリトクラシー”“新たなグローバル時代において勝ち組になるためのスキルとしての多文化主義”…面白かった。