以前、ある成功したファンドマネジャーに話を聞いたら、その人は1年に2回くらい大勝負をするそうだ。そのための準備として、小さな売買をずっと続けている。短期の少量売買をずっとやってマーケットの空気を吸っていなければいけない。そうしないと「今が大勝負だ」という時に腰が引けると言っていた。 ファンドや証券というものは、要するにそういう世界である。勝ったらいろいろ理屈は言うけれど、負けたときは何とも言いようがない。日本経済がそういう世界へ入っていって、英国と米国の喰いものにされている。 関西では、成功した金持ちは、そんなことより子どもにピアノやバイオリンをやらせた方がよっぽどもうかるという。親の方も、カラオケの練習をした方がよっぽどもうかるという。 例えば、外国へ買い付けに行ったときに、家族ぐるみでホームパーティーをする。特に資源を買い付けに行ったとき、資源を持っている人は、自分が働いてつくっ