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ブックマーク / dain.cocolog-nifty.com (23)

  • 大人もハマる子どもの新書

    知らない分野をサクッと知りたいとき、新書が便利だ。 ところが、新書の中には、かなり難解で、入門書としては厳しいのも、けっこうある。 その点、子ども向け新書は、特に分かりやすく解説されている。だから、それを大人が読めば、「サクッと読める」という新書来のメリットを得られる。 池上彰さんがブレークする前、子ども向けニュース番組を担当していたが、これ見ていた大人もかなり多かった。わたしも見ていたが、ポイントを絞って平易な言葉で伝えてくれており、非常に分かりやすかったことを覚えている。 だから、「子ども向け新書を、大人にも紹介する」という千代田図書館の企画は、知らない分野を広げるのにピッタリだろう。 もちろん、子ども向け新書を読んで「簡単すぎる」と感じる場合もある。その場合、巻末の文献案内から進むことができる。偏りを減らし、網羅性を目指した知の入り口として、子どもの新書を使うのだ。 千代田図書館

    大人もハマる子どもの新書
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    ettie 2019/06/20
  • 『私の本棚』を『無限の本棚』にする方法

    わたしは自分の書棚を持ってない。そう言うと驚く人がいるが当である。世に読書家なる人がいて、壁一面の巨大な書架や、で埋め尽くされた部屋、重みで抜けた床などを自慢気に語るが、正直なところ、羨ましい妬ましい→愛と憎しみと諦めの『私の棚』 もちろん我が家にも棚はあるし、トイレと浴室以外の全ての部屋にある。だが、それらは子どもの漫画場だったりの専用架になっており、いわゆる「わたしの棚」は無い。わたしのは、それぞれの棚の一部を間借りする形で、あっちへ数冊、こっちに少しと散らばっている。だから、好きが「いつかは自分の書斎を」を夢見るように、いつかは自分の棚を持てるようになりたい。 では、不自由しているかというと、そうでもない。自分の書棚がないのは不便だが、「不自由」ではない。むしろ、自由を得ていると言いたい。近所に書店はたくさんあるし(書棚は諳んじている)、図書館から好きなだけ借りられ

    『私の本棚』を『無限の本棚』にする方法
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    ettie 2016/06/13
  • デザインはコミュニケーションから生まれた『コミュニケーションのデザイン史』

    対話するように読めるコミュニケーション・デザインの教科書。自分の経験と著者の知見が響きあい、参考文献が芋づるで出てくるのが嬉しい。 著者の目線が素晴らしい。わたしは今まで、機能や美的造形を考慮したプロダクツやその設計を「デザイン」と考えていた。しかし彼は、「意思を持って何かをつくる行為」をデザインと再定義する。すると、デザインされた「モノ」や「コト」だけではなく、その前後にいる「人」にフォーカスが当たるようになる。デザインの話というと、「モノ」や「コト」に目が行きがちだが、デザインが人により生み出され、人により享受される以上、人を取り巻く状況や文脈込みで見ろというのだ。 たとえば、地図と交通について。古典的なTO図やプトレマイオス図、そして大航海時代の地球儀を横断的に参照しながら、地図とは「世界はこのようになっていると定義したもの」という観点を引き出す。つまり、地図とは現実にそう見えている

    デザインはコミュニケーションから生まれた『コミュニケーションのデザイン史』
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    ettie 2015/12/11
  • 「小中学生にお薦めする○冊」の欺瞞と、それでもオススメする10冊

    「小中学生にお薦めする○冊」を見かけるが、舐めてるだろ。それは大人のエゴイズムの押し付けにすぎぬ。選者のノスタルジックなブックリストであって、今それを手にする人を想像していない。そんな大人の自己満足を、子どもは正しく見抜いてる。 どうしてそんなに言えるのか? わたし自身が薦めてきたから。『モモ』であれ『星の王子さま』であれ、読まない。考えてもみろ、学校だけでいっぱいで、動画やラインやゲームを無理やり詰め込んでいる生活に、『モモ』読む時間があるものか。それな! それこそがエンデが描いたカリカチュアなのだが、気づくためには読むしかないという自家撞着に陥る。 さもなきゃ逆に考えろ、「愛読書はエンデです」なんて言う小学生がいたら気になるだろ。ふだん何してるの? ポーズなの? 気なら、気で親の顔が見たい。どうやって培養したのか知りたい。「愛読書は西村寿行」だったわたしには、得がたい世界だ。 お薦

    「小中学生にお薦めする○冊」の欺瞞と、それでもオススメする10冊
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    ettie 2015/11/12
  • 娘親限定「女の子が幸せになる子育て」

    親が読んで、ほっとするフェミニストが何と言おうが、男の子の子育てと、女の子の子育ては、ちがう。男女は、性差ではなく性格が性別に定着していくもの。つまり、「男の子らしさ」や「女の子らしさ」は、お互いもともともっており、成長の過程で(主として環境により)際立たせられていくものでないかと。 しかし、ほとんどの育児は、性差を意識していないか、あるいは「男の子限定」の内容となっている。なぜなら、育児を手にするのはたいていママだから。「女の子=自分が小さかった頃」を考えて、自分を基準にしてしまうだろうから。 そんなニッチにピッタリとあてはまるを読んだ。なじみの図書館の予約待ち順位は、「100位」。amazonでは見えにくいが、書がどれだけ望まれているか、よく分かる数字だ。娘を持つ親のためのアドバイスが満載しており、まさにいま読みたかった一冊。 とはいうものの、デジャヴ感やライフハック臭も

    娘親限定「女の子が幸せになる子育て」
  • 育児とはつまり○○と○○

    びろうな話ご容赦。ゲロと下痢ネタなので読み進める方はご注意を。この話題、ブログを見てもあんまり書いていない。これは、パパブロガーがそうした「処理」を避けてるからか、ママブロガーが「○月×日、下痢がひどい」と簡単にしちゃってるからか。 とどのつまり、きちんと餌を与えちゃんと排泄させることが、育児。愛やしつけはもちろん大切だが、先ずしっかりとべさせ、良いうんちをさせることが基。 なにかでバランスが崩れると、これがゲロや下痢になる。 赤ちゃんがいるご家庭を訪問したことがあるだろうか? きっと甘いホワホワした匂い(ミルク・おっぱい)が漂っていて、なんだかくすぐったい気分になったに違いない。 では、小さい子ども(1~2歳)がいるご家庭は? 甘酸っぱい臭いが微かにする。それがゲロか下痢。 よく「子育ては夜泣きが大変だよー苦労するよー」と脅かす先輩パパがいるが、ありゃ半分だ。確かにそれも苦労だが、ゲ

    育児とはつまり○○と○○
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    ettie 2008/11/24
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: だめな国は何をやってもだめ「最底辺の10億人」

    「だめな奴は何をやってもだめ」という箴言は、国にもあてはまるのかもしれない。 すなわち、「だめな国は何をやってもだめ」。国家まるごと腐りきっており、大統領から警官まで賄賂と蓄財に勤しむ。国家経営は破綻し、令状のない逮捕、裁判のない拘留、嘘選挙がまかりとおる。行政機関は国家資を強奪するために存在し、軍部の武器は国内に向けられている。 まず、資が流出し、次に教育のある労働力が逃げ出す。大統領命令でお札を刷りまくり、「超」のつくハイパーインフレになる。援助は指導者の蓄財にまわされ、海外の銀行に貯め込まれる。社会資として回転しないから、経済の発展もない(アフリカ最貧国の指導者の多くは、世界でも超富裕階級に属している)。 そして、外からの非難に対し、大統領は「レイシスト」だと反撃する。国家の荒廃は「元」宗主国の陰謀だと断じ、仮想敵をつくりだすことによって自分への不満をすりかえる。結果、部族間の

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    ettie 2008/10/23
  • 腰痛もちは靴を疑え

    わたしには劇的な効果があった。お試しあれ。 不惑が気になるお年頃から、慢性的な腰痛に悩まされてきた。もう若くないからかなぁ、と腰痛体操(Cat-Cow Stretch)やへんてこヨガ(Wii-Fit)を試してきた(若干効果あり)。カバンの軽量化や椅子の調整、座り方・歩き方、はたまた体位まで気を配ってみた(効果なし)。医者に相談したら「運動不足です」と断言され、腹筋と背筋を鍛えてみたり(効果なし)。もうすっかりあきらめていた…先週、ある屋を訪れるまでは。 八重洲ブックセンターからの帰り途のことだ。、突然、がヘタっていることを思い出して、たまたま目に付いた屋に飛び込んだ。とはいうものの、偶然じゃなかったのかもしれぬ。八重洲地下街にはいくつか屋があって、うろうろと見て回ったのだけれども、どこも閑古鳥が鳴いている。その中でひとつだけ、先客がいる店があったので、これも縁だとそこに決めた。先客

    腰痛もちは靴を疑え
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    ettie 2008/08/17
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 東大、京大、北大、広大の教師が新入生にオススメする100冊

    毎年この時期になると、「東大教師が新入生にオススメするベスト100」という企画で紹介してきたが、飽きた。 ほとんど変わり映えしないリストにも飽きたし、毎年「ベスト1はカラマーゾフ!」とハヤすのも飽きた。カラ兄が最高であることはさんざん宣伝してきたから、皆さんご承知だろう(異論・反論大歓迎、これを超えるものがあるならね)。 だから、今回はスコープを広げてみる。 ■ この企画の趣旨 東京大学に限らず、新入生を迎えるにあたって、センセイたちは思うところがある(はずだ)。ゼミにくる前に、せめてこれぐらいは読んでおいてもらいたいと望んだり、若かりしころハマったで自分語りをしてみたり。そうした願望を吸い上げているところもいくつか見つけた。以下のとおり。 リスト1 「北海道大学教員による新入生への推薦図書」 リスト2 「京都大学新入生に勧める50冊の」 リスト3 「広島大学新入生に薦める101冊」

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    ettie 2008/04/09
  • 「本棚」を覗く快楽

    ひとん家(ち)の棚を見るのが好きだ。 気になる人が、どういうを読んでいるかに興味がある。知らないを発見するのは嬉しいし、知ってるの組み合わせの妙はもっと愉しい。わたしのポリシー、[ を探すのではなく、人を探す ]ための、最もプリミティブなやり方でもあるし。 棚には人格があらわれる。いわば知性のプロファイルだ。のラインナップだけでなく、並べ方や置き場所に至るまで、自我が延長したものが、プライベート・ライブラリーになる。松岡正剛の書斎(というかの空間)は、コスモロジーそのものだし、上野千鶴子の研究室のスチールラックは、まるで銃器庫のようだ。 そんなプライベートな場所をジロジロ眺めるのは、制服のミニスカに頭を突っ込むことと同じぐらい気まずい行為なので、がまんが必要だ。ところがミニスカ同様、しかるべき手続きと熱意、ひょっとすると幾ばくかの現金があれば、観賞することができる。 書は

    「本棚」を覗く快楽
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    ettie 2008/02/03
  • なぜ片づけができないのか?「持たない暮らし」

    そもそも女は片づけなんてムリ。 「片づける=収納する=仕舞う」という固定観念から逃れることはできない。というのも、「なぜ片付けられないか」について唯一かつ根源的な原因が理解できないから→【答】モノが多すぎる。だから、仕舞うための「棚や箱というモノ」が部屋を占拠しはじめる。 ―― なんて嫁を挑発すると、「君のカイショーがないからだ」と一蹴。ごめんなさいがんばります。それでも、あふれるモノに侵蝕されているのは、わが家だけではない。だから、「持たない暮らし」なんてステキなが出る。 書の主張はシンプル。「もったいない」からといって、大量のモノを抱え込み、使いもせず、譲りもせず、捨てることもしない。そのうち、持っていることすら忘れてしまっている。死蔵品が部屋を占領しているのに気づかず、「収納できない…」と悩むのはバカバカしい。 だから、 使っていないものは、「使う人にあげる」、「売る」、「寄付す

    なぜ片づけができないのか?「持たない暮らし」
  • 知らないスゴ本を探すテクニック「作家の読書道」

    いい作家は、いいを読んでいる。これ鉄板(逆は必ずしも真じゃないけど)。この原則をもちいて、スゴを探すテクニックを紹介する。わたしのスタンスは、「を探すのではなく、人を探す」で書いたが、その実践編をここに公開する。 「いい」とは、わたしにとって「イイ趣味してるねぇ」という意。わたしが好きな作家は、かならず、わたしが好きなを読んでる黄金律。もちろんあなたにとっての「いい」と異なるが、探し方は一緒。同じを探すのではなく、同じ探し方で各人にとっての「いい」を見つけることができる。 テキストは、「作家の読書道」、今をトキメク作家たちの読書遍歴インタビューなんだが、これを使って次のことができる。 お気に入りの作家が熱く語る、あなたが知らないを見つける あなたの愛読書がお気に入りだという、あなたの知らない作家を見つける たとえば、あなたの大好きな作家が、あなたの知らないをプッシュしてた

    知らないスゴ本を探すテクニック「作家の読書道」
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    ettie 2007/09/17
  • 未来形の読書術

    「読むとは何か」、少なくとも「小説を読むとは何か」について、スッキリとした解答が得られた。小説を読む悦びについて、言葉にできずもどかしい思いをしてきたが、書のおかげで胸はってコレだよ!と言える。 例えば、物語性にばかり目を向けている人なら小説の「面白さ」ばかり強調するかもしれない(わたしもその一人だ)。ところが、そんな人に限って「面白い映画」や「面白い舞台」と同じような楽しみ方しか見出すことができない――小説には、もっとスゴい愉しみかたがあるのに。 それは、「読む」ことそのものだという。メディアの性質上、小説は読むことを通じてしか受け取ることができない。そして、いったん読者の解釈にさらされることがポイント。起きたことが100%の言葉になっているはずもないから、読み手は文中の言葉と言葉の隙間を自分の解釈で埋めていく。「書かれなかったこと」の理由を推理することが小説を読む醍醐味なんだ。 だか

    未来形の読書術
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    ettie 2007/08/21
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 日本のプログラマは、世界一優秀である

    じゃ、なぜ優秀なプログラマがいる日のソフトウェアビジネスがパッとしないの? 答:それは品質重視の工場型モデルを(相も変わらず)採用しているからにほかならない。「良いものを作れば売れる」主義を信奉するあまり、ビジネスの質から離れてしまっているから。 例えば、欧州企業にとってソフトウェアは「科学」として扱われる。コンピュータサイエンスとしての「ソフトウェア・ビジネス」であるがゆえに、形式的手法やオブジェクト指向分析・設計手法が重視される。また、米国企業にとってソフトウェアは「ビジネス」そのものとして扱われる。会社をつくって「まぁまぁ良質」の製品を作り、業界標準を打ち立て、その過程で大儲けしようとたくらむ。 しかし、日企業にとってソフトウェアとは「工場出荷製品」そのもの。文字通り「ソフトウェア・ファクトリー」を目指している。標準化された設計開発工程に則り、仕様からほとんどブレない製品を粛々

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  • 「打ちのめされるようなすごい本」に打ちのめされる

    打ちのめされるようなスゴ。米原万里が遺した書評集。濃くて厚い時間を過ごすことができた。びっしりと付せんが貼られた「あとで読む」は、読んだらここでも紹介しよう。 何がスゴいかというと、彼女の読みっぷり。平均7冊/日のペースを20年も続けている無類の好き、読書好き。書評委員という立場もあり、出版社からの献もあるだろうが、「面白い」を見つけてくる嗅覚がスゴい。ハズレの無さは驚異的といってもいいほど。 そうして見つけてきた「すごい」たちの紹介っぷりも、またスゴい。時には辛辣に批評し、あるいは手放しで誉めちぎる。そのヒートアップダウンが面白い。熱くなってしつこく「読め読め」とぐいぐい迫られているような気分になる。 そんでもって、うまいんだ、殺し文句が。例えばこう、 高野和明著「13階段」を寝しなに読み始めたのがまずかった。一行目から謎解きとスリルの罠に絡め取られて、とにかく途中でおっぽり

    「打ちのめされるようなすごい本」に打ちのめされる
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    ettie 2007/01/31
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 赤ちゃんの値段

    「ごめんなさい、当にごめんなさい」──望まない妊娠の果てに売られていく子どもたち。日→外国の話。日人の赤ちゃんの相場は200~500万円とのこと。無料で譲っている「産院」もあれば、暗にマージンを要求する「業者」も確かに存在する。 「赤ちゃんの値段」をキーワードとしたルポルタージュで、養子縁組の話に限定されていない。ebay で「今月産まれる赤ちゃん売ります」に1,200万の値がついたことも書いてあるし、望まれない妊娠をヤミ堕胎(自由診療)で荒稼ぎしていた産院が、中絶胎児を一般ごみとして捨てていて、産廃処理法違反の話もあった。 赤ちゃん市場において、最大の輸出国は中国であることは、一人っ子政策の[B面]を想像すれば予想がついていたが、最大の輸入国は、やっぱりというかなんというかアメリカだった。中華女児→American Girl ちうわけね。 翻って日。あっせん業者の言い分だと「子ど

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    ettie 2007/01/08
  • あなたのマンションが廃墟になる日

    巷を騒がせている耐震偽装設計は決してヒトゴトではないのだが、『犯人』は特定されており、司法での決着を待つ状況に至っている。 わたしはあまのじゃくなので、むしろ4年後に直面する問題をいま知っておきたい。なぜなら、問題が深刻化するころは、『犯人』はとうに去っており、引き継いだ当事者は被害者ヅラをすること必至だからだ。永住するつもりで購入したマンションが、ローン完済時に住めなくなる可能性に警鐘を鳴らす「あなたのマンションが廃墟になる日」は、非常に参考になった。 総務省の調査では住宅のサイクル年数は30年(木造は26年)だそうな。国土交通省が2002年に公表した事例では「老朽化」で再建されたマンションの平均築後年数は37年となっている。これに比べて、欧米の住宅サイクル年数は、 イギリス141年 アメリカ103年 フランス86年 ドイツ79年 なぜ日の鉄筋コンクリートマンションは30年少々で壊され

    あなたのマンションが廃墟になる日
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: この本がスゴい2006

    今年は沢山の収穫があった。 自力で見つけた作品よりも、他力―― このblogが縁で知ったのほうが、はるかにスゴいものだった。コメントやトラックバックを通じてオススメしていただいた方、はてなの質問に回答していただいた方、わたしのエントリにケチつけたついでに「○○も読んでないくせに」と嘯いた方―― 皆さまに感謝、感謝。 そんな中でも選りすぐりを10選んだぞ。どれも自信を持ってオススメするが、「劇薬小説」だけは覚悟完了の上でどうぞ。これからも、「自分にとって高品質の情報を得るためには、自分から発信すること」を実現する場として、ここを使っていきたいですな。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 徹夜小説:あなたの健康を損なうおそれがありますので読みすぎに注意しましょう ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 大聖堂(ケン・フォレッ

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    ettie 2006/12/24
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 劇薬小説【まとめ】

    はてな「読後感サイアクの小説を教えてください」で教えていただいたものを、読んできた。質問[ここ]からピックアップしている。過去のエントリ「劇薬小説を探せ!」を元ネタにして、これまで読んできた劇薬小説をまとめてみる。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― 劇薬小説とは 読了して後味の悪い思いをした小説を指す。読んだことを激しく後悔するような、いやあぁぁぁな気分にさせてくれる。下らなくて情けなくなる「壁投げ」ではない。また、マンガを含めると莫大になるので、対象外とする(ちなみに劇薬マンガNo.1は日野日出志「地獄の子守唄」)。 エロだったりグロかったり、救いがなかったり 大の大人なのに怖くて夜に読めなかったり 読了してヘコんだり、生きる気力が奪われたり 生理的にクるものに、おもわずマジ嘔吐したり その後、人生のトラウマと化したり 小説はしょせん絵空事。リアルで

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    ettie 2006/11/22
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 悪魔の詭弁術

    「わたしと仕事、どっちが大事? はなぜ間違いか」の紹介エントリ[参照]でオススメいただいた詭弁をいくつか。容易に悪用できるので、詳細はカンベンな。 詭弁術の実例は、fj や 2ch でさんざ見てきたので今さら感もあるのだが、こうして体系的に見せられるとなかなか興味深い。このテのは昔も今も変わらないもんだなぁ… まず qinmu さんにオススメいただいた「詭弁論理学」は、よくまとまっている。ナントカの一つ覚えのように主張を繰り返す小児強弁型、相手=悪、だから、自分=正しいとする二分法、論点のすりかえ、主張のいいかえ、ドミノ理論(風が吹けば桶屋)と、誰でも一度は聞いたことがある詭弁術が紹介されている。強弁が強盗なら詭弁は詐欺だという主張にナットク。例は多少が古めかしいが、中身は全く現役だ、今夜もどこかの板で議論されているハズ… そういや、2ch の詭弁のガイドラインに詭弁の特徴15条があった

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 悪魔の詭弁術
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    ettie 2006/11/09