2007年8月22日 PC鍵盤摩耗法則の発見 [PC・MT, 日常・随想] 4年ほど前、IBMのサブノートを買ってから、こればっか使うので、鍵盤表面の符号がある部分だけ、摩耗で読めなくなった。完全消滅が[I]、2/3が[N]、半消滅は[U]と[K]、部分消滅が[O]と[M]である。 和文をアルファベット→かな変換で書くと、もっともよく使われるのは[a]であるそうだ(ここを参照)。その順序はaiounet......でホントなら[I]は二つ目である。 ただ、[a]は12.3%、[I]は11.7%と、その出現度の差は少なく、左側で受ける応力が少なめのためか、[a]は符号消滅から免かれたようだ。 要は、向かって右側の、文中出現度高値の鍵盤表面だけが摩耗する、との原則が貫かれておるようです。そんなわけで、少なくとも和文を書く場面では、[I]を打鍵することなく済ませたのが今日のentry。こんな短
Scientific American8月号に、「薬瓶の中の人種"Race in a Bottle"」と題された記事が掲載された。著者は遺伝子治療に伴う法的問題の専門家、ハムライン大学法学部準教授、ジョナサン・カーン氏である。Link> その記事は、2年前にアメリカ食品医薬品局(FDA)が認可した、世界初の適応人種に制限がある心不全治療薬、BiDil(バイディル)を主題にしていた。BiDilが認可されたとき、日本ではもっぱら、テイラーメイド治療の展開というような文脈で紹介され、それに伴う論争までは伝えられなかったようだ。 BiDilについて簡単に説明すると、それは1980年代頃に、それ以前の利尿剤+ジギタリスという古典的心不全治療より有効だとされ、使用が推奨された二種類の血管拡張剤(硝酸ソルバイドとヒドララジン)を合剤にしたものである。今も硝酸ソルバイドは冠不全が合併する場合、他の治療薬と
<ダラス発アソシエート・プレス>6月28日の午後、ダラス市ベンジャミン・フランクリン中学校の用務員が、ゴミ袋に入った嬰児と思われる物体を女子ロッカーで発見したが、その後の調査で、これは嬰児ではなく、腐ったオレンジであることが判明した。 当初、警察はゴミ箱の中にあった物体が何であるか判らず、それをダラス郡医学検査センターに送った。センターは30日、物体は嬰児ではなく、腐った果物であると発表した。 用務員は女子ロッカー室の清掃作業中、このゴミ袋を発見していた。<Link> 一体、どうすれば腐ったオレンジを嬰児の死体だと思いこめるのか、その辺の経緯をじっくり聞いてみたいものである。女子中学生→性道徳メチャ乱れ→人知れず妊娠→嬰児産み棄て死体をゴミ箱へ、というありがちなオヤジ邪推をしてしまったということかしら。 それにしても、元記事の構成が「オチ」ということを全く考えていないのが返す返すも残念であ
2007年01月04日 聖書ジョーク? [ネタ] まだ世間は正月モードのようなので、初エントリーはお目出度い(?)聖書ネタから。新しく着任した牧師が、教区の家々を挨拶回りしていた。ある家を訪れると、誰か中にいる様子なのに、何度ノックしても返事がない。仕方なく、牧師は名刺を取り出して、裏に「3時20分にお伺い致しました("Revelation 3:20")」と書き、ドアに挟んでおいた。 次の日曜日、教会の礼拝が終わった後、牧師が献金箱を確かめていると、自分の名刺が戻されているのに気がついた。裏に書かれた牧師のメッセージの隣には、"Genesis 3:10."と書き加えてあった。 聖書に詳しい人なら注釈抜きでわかるんだろうが、当然こちらは単なる罰当たりなのでわかるわけもなく、こちらの聖書本文検索に頼る。初めのRevelation 3:20というのは、3時20分にお伺いしましたと書いたつもりが
2006年12月18日 なぜ若者はバカなことをするのか? [医学・科学関連] コーネル大学のプレスリリースより。9月に発刊された雑誌、「公的関心における心理的科学」誌に掲載された論文、「思春期の行動決断にみる危険と合理」の紹介。 論文(PDF)自体は50ページに及ぶ長大なもので、それが無料公開されているという気前の良さだが、残念なことに私にとっては、モーツアルトの全楽譜公開とそう意味の違いはないので、安直にプレスの紹介だけをしておく。言い訳するなら、一応とばし読みだけはしたんだが。 --------- 喫煙、薬物使用、防御手段を使わないセックス、泥酔運転の車に乗り込むなどの十代の青年たちが見せる愚行は、自分たちが不死身だと思っていたり、危険とは無関係だと思っている故ではないのだとコーネル大の研究結果は告げる。 実際、十代の若者たちは危険について、むしろ大人たちよりも時間をかけて(約1
2年前、ここでクリスマス関連論文をいくつか紹介していた。その中で「ショッピングモールの観察」というニューヨーク市立大学、ジョン・トリンカウス教授による論文(紹介時には草稿)にも触れている。向こうのショッピングモールで、バイトのサンタに子供がプレゼントをお願いするような風習を観察し、ほとんどの子供はサンタに関心を持たないとしている。 それと前後して出版された元論文の抜粋を読んでも、子供の表情を6っのパターンに分類して分析し、ほとんどの子供はサンタに興味を持っていないと結論する内容であったようである。 しかし、「子供」というのは、一体どの程度の年代をいうのかという疑問があって、3~4才というところなら、ヒゲもじゃで異装した怪しいジジイを見ればそれは恐怖だろうし、プレゼントと結びつく中途半端な知恵が付けば、多少の怪しさなど気にせず、義理でもなついて見せるだろう。 原文が読めないので何とも言えない
2006年12月02日 グーグル診断学 [医学・科学関連] 閲覧が一部有料化されてから、ますますごく普通の医学雑誌になってしまったBMJであるが、それでも時々、香しくて有用な論文を目にすることが出来る。年末にかけていくつか紹介することに。 まず、12月2日に発刊された最新号から、「診断へのグーグルの応用-診断補助としてのグーグル」の抜粋を適当に補足。Link> ----- 本研究の目的は、グーグルを利用することで、医師たちがどの程度正しい診断にたどりつけるか、その頻度を評価することにある。2005年度のニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン誌に掲載された症例報告から26例を選び、それぞれの症例について、研究グループで最終診断以外の経過やデータを検討した後、3~5のキーワードをとりだした。 そのキーワードを使ってグーグル検索した結果、26例中15例で正しい診断が得られた(
2006年11月08日 ニセ神父・牧師はいい商売 [ニュース] 11月2日のBBCニュースより。 ---------- マーク・ケリーは英国ランカシャーの出身。日本に来てもう6年になるが、週末はニセ牧師として過ごす。彼はいう。「ボクは札幌に住んでいて、日本語の勉強をしているんだけれど、やっぱお金は欲しいわけよ。英会話学校で教えるより、ニセ牧師をやる方がよっぽど実入りはいいからね」。 「日本ではニセ牧師は結構なビジネスなんだよ。ボクはそれを扱う会社のTVコマーシャルに出ているんだ。札幌では5つのエージェンシーが20人のニセ聖職者を雇っているんだけれど、東京だったら数百人はいるんじゃないかな」、彼はそう付け加える。 外国人によるニセ聖職者は、日本のいわゆる「洋式婚礼」に雇われ、それ風のパーフォマンスを行うことで雰囲気を盛り上げるが、それは正式な儀式ではない。「日本では神道による婚姻儀式が
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