2006年12月02日 グーグル診断学 [医学・科学関連] 閲覧が一部有料化されてから、ますますごく普通の医学雑誌になってしまったBMJであるが、それでも時々、香しくて有用な論文を目にすることが出来る。年末にかけていくつか紹介することに。 まず、12月2日に発刊された最新号から、「診断へのグーグルの応用-診断補助としてのグーグル」の抜粋を適当に補足。Link> ----- 本研究の目的は、グーグルを利用することで、医師たちがどの程度正しい診断にたどりつけるか、その頻度を評価することにある。2005年度のニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン誌に掲載された症例報告から26例を選び、それぞれの症例について、研究グループで最終診断以外の経過やデータを検討した後、3~5のキーワードをとりだした。 そのキーワードを使ってグーグル検索した結果、26例中15例で正しい診断が得られた(