印刷 関連トピックス尖閣諸島菅直人胡錦濤 中国外務省による今月発行の2011年版外交白書「中国外交」が、昨年の尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件について、当時の同外務省の声明を引用して改めて「日本は謝罪と賠償をしなければならない」との要求を記載していることが分かった。 白書は同外務省が毎年編集しているもので、中国の外交姿勢を系統立てて内外に示すことが目的という。 白書は、尖閣事件について「中国は断固たる闘争を行い、主権を守った」と総括。そのうえで、胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席らが菅直人首相と会談や接触をし、「両国関係を改善の方向へと指し示した」と位置づけた。