建設した建物の施工の不備が問題となっているレオパレス21は、何らかの不備が見つかった建物が、先月末の時点で全体の39%にあたる1万5000棟余りに上ることを明らかにしました。 会社は、建設したおよそ3万9000棟すべてを対象に調査を進めていて、先月末までに、およそ54%の調査を終えました。 その結果、何らかの不備が見つかった建物は全体の39%にあたる1万5628棟に上るということです。 このうち少なくとも7613棟は、何らかの補修が必要だということですが、補修が完了したのは、天井裏に延焼防止用の壁がない建物などおよそ800棟にとどまっているということです。 国土交通省は、ことし10月までにすべての建物の補修を終えるよう指示していて、石井国土交通大臣は14日の閣議のあとの記者会見で「今後、スピードアップして期限のうちに補修が終わるものと期待している」と述べました。