最初に前回の内容確認をしておきます。 私は、高校演劇での著作権指導は、モラルから入るのではなく、まず著作権とはどのようなものか、を法律に基づいて理解させるところから始めることを提案しました。 「法律にもとづいて」が大事なところです。 具体的な条文にまで戻って理解するのは、高校生には難しいのではないか?と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、私はそうは思いません。 大学入試センター試験でも、「政治・経済」で(「現代社会」も?)、憲法問題に関する判例についての出題が行われているくらいです。 指導者が手間さえ惜しまなければ、高校生でも十分理解できる内容だと思います。 では、話を進めましょう。 つぎにどうするか。 第2番目には、著作権法により認められる、著作者の権利とはどのようなものかを理解させる必要があると思います。 この部分は、私の問題関心から少し距離がある内容ですので、ここでは概略を示すに