日本文藝家協会がGoogleへ抗議文を出しましたね。筒井康隆さんや、保坂和志さんなど、個人的にそのあたりの方の意見を聞いてみたい。まぁ、それはともかく。 僕もまだ、自分の考えがまとまりきっていませんが、新しいメディアが生まれる時って、大抵それ以前の文化をぶち壊すものです。グーテンベルクが印刷機を開発して、後のプロテスタントたちが聖書を生産したときだって、戦争に近い状態になっている訳で。今回のGoogleの一連の計画って、そういう内容を含んでいると思うんですよ。既に善悪を論ずる事の出来るような、ローカルなレベルを超えてしまっている気がします。この技術をどう自分たちが正しいと思う方向に「使うか」を真剣に考えるべきだと思います。 ただし、Google側の手続きの強引さ、日本風に言えば不躾で礼を欠いたやり方についての怒りには、共感出来る所があります。そこはIT屋と作家との、文化への理解、意識の違い