そもそもニセ科学批判活動の効果というものは、測定したり検証したりできるものなのだろうか? 有効かどうかもよくわかっていないものを、彼らは“いいと信じて”やっている、ということなのだろうか? もしそうだとしたら、それって、彼らが批判するものたち(たとえばホメオパシー)と、その点じゃたいして変わらなくね?って思ったんだった。……は? いやあの、科学的見地からの批判の土俵はあくまで自然科学範囲の話で、従ってその責任範囲も自然科学に留まるのだけれど。 それを社会学の方面から見て批判されても困る。 大体、科学者だからって活動のすべてを科学的に処理しているわけじゃない。時には政治的立場から発言し、時には非科学的な物語に興じ、時には道徳的見地から行動する。そのいちいちを「科学的にどういう効果があるんですか」なんて問い詰めることに何か意味があるだろうか。 「経済学者が政策批判とかしてるけど、それで結局どの