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sfに関するex_hmmtのブックマーク (10)

  • 勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その10 現代SF――「現代」ってなんのこっちゃ?(69〜75) - 万来堂日記3rd(仮)

    サイバーパンク運動が終わってもSFは続く。 90年代以降、わかりやすい大きな流れは特にない。もちろん、注目すべき流れや作品・作家はある。 言い換えると、まだまだきちんとした世界地図を誰も書いていない程度には、90年代以降の海外SFは混沌としている。あなたが読み進めていったら、あなたなりの地図が出来上がるだろう。それがまた読書の面白いところでもあるんじゃないかな。 私の読書量など大したことはないので、多くの作家、作品に触れることができない。であるから、網羅的な紹介というよりは個人的に好きな作家・作品に限定する形で行こうかと思う。網羅的に行こうと思ったら、他にも覚えておいた方がいい名前はたくさんある。例えばポール・J・マコーリィ、ジェフ・ヌーン、スティーブン・バクスター、デイヴィッド・ファインタック、デイヴィッド・ウェーバー、ニール・スティーブンスン、ジョン・C・ライト、ロバート・J・ソウヤー

    勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その10 現代SF――「現代」ってなんのこっちゃ?(69〜75) - 万来堂日記3rd(仮)
  • 勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その9 Everybody Loves Cyber Punks?(61〜68) - 万来堂日記3rd(仮)

    と、いうわけで、80年代に華麗に登場したサイバーパンクは瞬く間に燃え広がり、SFを席巻した。 ……のか? 当に? サイバーパンクはすごかった。それは確か。多くの才能を輩出したし、多くの影響をもたらしたし、それに続く作品や、他の作家が便利に使えるガジェットも生み出している。 生み出しているのだけれど、現状を見るに、サイバーパンクは非常に刺激的な傍流にとどまったのではないか、という思いがあったりするのだ。 前のエントリから孫引きすると サイバーパンク運動の提唱したことを簡単にまとめると、SFにおけるサイエンスってのを復権させようぜってのがひとつ。で、そのサイエンスやらテクノロジーやらってのが一部の特権的なものではなく、もっと日常に入り込んだ、社会に密着した、市井にまみれた様を書いていこうぜ、ってのがひとつ。 イメージとして、扱うサイエンスがサイバネティクスやIT技術に偏ってしまったというのが

    勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その9 Everybody Loves Cyber Punks?(61〜68) - 万来堂日記3rd(仮)
  • 勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その8 サイバーパンク農業(52〜60) - 万来堂日記3rd(仮)

    かつて、そこには豊かな森が広がっていた。最初期にそこに移り住んできた作家たちはその地域の利用可能な資源の豊かさに目を見張った。入植者たちは「SFktkr! これで勝つる!」と喜んだ。 仕留めやすい獲物も多かったし、果実ももぎ放題だった。 すぐ近くに農業に適した土地も見つけた。季節によってその土地を訪れる程度だった作家たちは、そこに定住し始めた。 やがて土地がやせてきたが、テムズ川の水が氾濫し、大洪水となった。新しい波とよばれたその洪水が引いた後には、豊かな土壌が土地を覆っていた。 農業の技法も発達し、なおも人口は増え続けたが、80年代を迎えるころには、再び土地がやせ始めていた。降雨量も減少しており、空気も乾いており、洪水を期待するわけにもいかなかった。 やがて血気盛んな若者たちが、「サイバーパンク! サイバーパンク! サイバーパンク! 大事なことなので(ry」と叫びながら森に火を放った。

    勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その8 サイバーパンク農業(52〜60) - 万来堂日記3rd(仮)
  • 勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その7 ツンデレファンタジア(47〜51) - 万来堂日記3rd(仮)

    80年代初頭に、グレゴリイ・ベンフォードあたりが筆頭になってファンタジー汚染論なるものが唱えられたことがある。簡単にまとめると 「なんか最近、舞台を『遠い未来の他の惑星』に置き換えただけのサイエンスファンタジーばっかし幅きかせやがって。俺らはもっとサイエンスサイエンスしたゴリゴリのSFが読みてえんだよ! ファンタジーのせいだファンタジーのせいだファンタジーのせいだ!」 といったもの。 しかし、考えてみれば幻想文学はSFよりも遥かに古い歴史を誇り、むしろSFがその分派といってもいいようなところがあるし、ル・グィンを筆頭にSFとファンタジー両方で傑作を物している作家だって多い(他にはファファード&グレイマウザーで知られるフリッツ・ライバーとか、「闇よ落ちるなかれ」やハロルド・シェイシリーズのL・スプレイグ・ディ・キャンプとか、「タウゼロ」や「折れた魔剣」のポール・アンダースンとかね)。 それに

    勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その7 ツンデレファンタジア(47〜51) - 万来堂日記3rd(仮)
  • 勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その6 我が赴くは古書の群れ(42〜46) - 万来堂日記3rd(仮)

    先のエントリで「というか、60年代後半から80年代を迎えるまでの作品群、なぜかいまでは入手しにくいものが多いのである」と書いたけれど、先のエントリで名前だけ挙げた作家たちの他にも、これから挙げる作家たちのことを念頭においてあのように書いたのだけれども。 42・「残像」ジョン・ヴァーリィ 43・「ブルー・シャンペン」ジョン・ヴァーリィ 44・「タフの方舟」ジョージ・R・R・マーティン 45・「リングワールド」ラリイ・ニーヴン 46・「大いなる天上の河」グレゴリイ・ベンフォード 残像 (ハヤカワ文庫 SF ウ 9-4) 作者:ジョン・ヴァーリイ早川書房Amazonブルー・シャンペン (ハヤカワ文庫) 作者:ジョン ヴァーリイ早川書房Amazonタフの方舟1 禍つ星 ハヤカワ文庫SF 作者:ジョージ・R.R. マーティン早川書房Amazonタフの方舟 2天の果実 (ハヤカワ文庫SF) 作者:ジョ

    勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その6 我が赴くは古書の群れ(42〜46) - 万来堂日記3rd(仮)
  • 勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その5 男がどんなに偉くても女のSFには敵わない(36〜41) - 万来堂日記3rd(仮)

    ニューウェーブ以降、80年代に入るまでわかりやすい運動・流れといったものはないのだけれど、すぐれた作品は多く生み出された。 そんな中でも注目すべきは女性作家の台頭だと思う。 36・「闇の左手」アーシュラ・K・ル・グィン 37・「所有せざる人々」アーシュラ・K・ル・グィン 38・「夢の蛇」ヴォンダ・N・マッキンタイア 39・「愛はさだめ、さだめは死」ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 40・「老いたる霊長類の星への賛歌」ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 41・「故郷から10000光年」ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF 252) 作者:アーシュラ・K・ル・グィン早川書房Amazon所有せざる人々 (ハヤカワ文庫SF) 作者:アーシュラ・K・ル・グィン早川書房Amazon夢の蛇 (ハヤカワ文庫SF) 作者:ヴォンダ・N マッキンタイア早川書房Amazon愛はさ

    勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その5 男がどんなに偉くても女のSFには敵わない(36〜41) - 万来堂日記3rd(仮)
  • 勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その4 時代の流れに収まらない人たち(22〜35) - 万来堂日記3rd(仮)

    さて、なんとなく50年代、60年代ときて、じゃあ次は70年代なのだけれど、そういった流れを追うようなやり方だと、なかなか言及しにくいような作家・作品というのもでてくるわけですよ。 また、そんな作品・作家に限って好きだったり面白かったりするわけで。 22・「スローターハウス5」カート・ヴォネガット・ジュニア 23・「ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを」カート・ヴォネガット・ジュニア 24・「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」フィリップ・K・ディック 25・「流れよわが涙、と警官は言った」フィリップ・K・ディック 26・「火星のタイムスリップ」フィリップ・K・ディック 27・「九百人のお祖母さん」R・A・ラファティ 28・「どろぼう熊の惑星」R・A・ラファティ 29・「つぎの岩へつづく」R・A・ラファティ 30・「キャッチワールド」クリス・ボイス 31.「きみの血を」シオドア・スター

    勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その4 時代の流れに収まらない人たち(22〜35) - 万来堂日記3rd(仮)
  • 勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その3 新しい波がやってきた! ヤア! ヤア! ヤア!(15〜21) - 万来堂日記3rd(仮)

    60年代に入ると、イギリス発でニューウェーブと呼ばれる流れが起こる。簡単に言うと、マンネリ気味なSF業界に生きのいい若手が小説技巧やそれまでなかった主題や実験を武器に殴り込みをかけた。で、ジュディス・メリルという有名な編集者が「英国、SFを揺さぶる」というアンソロジーを組んだりして、エントリのタイトルはそれに由来する。 で、ニューウェーブを代表する作家といったら、なんといってもJ・G・バラードですよ! バラード! ……ハヤカワ文庫からバラードって、2冊しかでてないお? 15・「ハイ‐ライズ」J・G・バラード 16・「地球の長い午後」ブライアン・W・オールディス 17・「宇宙兵ブルース」ハリイ・ハリスン 18・「ノヴァ」サミュエル・R・ディレイニー 19・「アインシュタイン交点」サミュエル・R・ディレイニー 20・「人類皆殺し」トマス・M・ディッシュ 21・「地獄のハイウェイ」ロジャー・ゼラ

    勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その3 新しい波がやってきた! ヤア! ヤア! ヤア!(15〜21) - 万来堂日記3rd(仮)
  • 勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その2 赤コーナーより黄金時代の入場です!(5〜14) - 万来堂日記3rd(仮)

    英米のSFを語るときに、1950年代のことを黄金時代などと言ったりすることがある。 ようするに定番中の定番。鉄板中の鉄板。ミステリで言うならクリスティやらクイーンやら。歴史小説で言うなら司馬遼太郎やら藤沢周平やら。それくらいの作品が発表されたり、それくらいの作家が活躍したりした時期だ、くらいの認識でまあ問題ない。 5・「楽園の泉」アーサー・C・クラーク 6・「2001年宇宙の旅」アーサー・C・クラーク 7・「空想自然科学入門」アイザック・アシモフ 8・「われはロボット」アイザック・アシモフ 9・「愛に時間を」ロバート・A・ハインライン 10・「地球人のお荷物」アンダースン&ディクスン 11・「恋人たち」フィリップ・ホセ・ファーマー 12・「ジョナサンと宇宙クジラ」ロバート・F・ヤング 13・「華氏四五一度」レイ・ブラッドベリ 14・「火星年代記」レイ・ブラッドベリ 楽園の泉 (ハヤカワ文庫

    勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その2 赤コーナーより黄金時代の入場です!(5〜14) - 万来堂日記3rd(仮)
  • 勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その1 非英語圏強襲(1〜4) - 万来堂日記3rd(仮)

    以前からハヤカワ文庫はHOT HITと題してフェアを行っていたんだけれども、それがこの秋からハヤカワ文庫の100冊としてリニューアルするのだそうで。うち10タイトルをマニア垂涎の復刻・復刊が占めていたり、25タイトルが新しいカバーになったり、フェア参加作品をすべて網羅したカラー・カタログを作ったりとかなり気モードに入っているみたいだ。 そういうのを見ると、収集癖のある読みってのはいてもたってもいられなくなるってものであって、ねえ旦那。 思わずSF関係だけでハヤカワ文庫から100タイトル、リストアップしたりしてしまった。 いや、いざリストを眺めてみると、有名な作品を実は読んでいないなんてのがかなりあったりして、どうにもこうにも変なリストなんだが。例えば、アシモフのファウンデーションシリーズが未だに未読だったりする。いや、持ってはいるんですよ、持っては。つーか、映画化するってんでこないだ買

    勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その1 非英語圏強襲(1〜4) - 万来堂日記3rd(仮)
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