炎天下に、ペナルティーとしてランニングをさせられた男子生徒が、熱中症で重体。 23日午後3時すぎ、東京・杉並区の都立特別支援学校の高等部で、知的障害のある男子生徒(15)がランニング中に倒れ、意識不明の重体となっている。 東京都によると、生徒は教員から目標タイムを43秒オーバーしたペナルティーとして、校舎の周りを43周(およそ20km)走るよう指示され、2日前に21周走っていた。 この日も気温30度を超える中、ランニングした生徒は、熱中症による脱水症状を起こしたという。 学校は25日夜、保護者会を開いて、経緯を説明した。 都立永福学園・朝日滋也校長は「(保護者から)体がつらいのに、頑張るって言ってしまう子どもの特性は、教師として受け止めるべきではないかというご意見がありました」と話した。