・新型肺炎(コロナウィルス)前から中小企業の経営は悪化 2019年10月から12月の中小企業の景況は、中小企業基盤整備機構の調査(第158回 中小企業景況調査)では、業況判断DIは、マイナス21.1で4期連続で低下。製造業では、マイナス22.4で6期連続の低下。小売業、卸売業など非製造業でもマイナス20.6と3期連続の低下。 日本政策投資金融公庫の同期の調査(全国中小企業動向調査結果)でも、業況判断DIは、小企業で前期からマイナス幅が拡大しマイナス29.2。中小企業でも、前期からマイナス幅が拡大しマイナス14.3。 中小企業の経営状況は、米中貿易問題、日韓問題、さらに暖冬による消費の低迷など、製造業、非製造業ともに、景況が悪化していた。 ・「3月末が恐ろしい」 関西地方の金融機関の職員は、「このままの状況が続けば、資金繰りに窮する中小企業が続出する。3月末が恐ろしい」と言う。新型肺炎の影響