東京大空襲の前日に、TBS系列で放映された2時間超の報道番組。米軍機のガンカメラ映像を主軸として、いまだ埋もれていた戦場の記録と記憶を掘りおこしていく。 戦後70年 千の証言スペシャル「私の街も戦場だったII 今伝えたい家族の物語」|TBSテレビ やや散漫ではあったが、予想以上に目新しい情報や視点があった。日本という国家が一方的な被害者でないことも注意できていた。その上で最後に明かされた情報には、愕然となった。 番組のコーナーわけは細かいが、大きくわけると3パートだ。 米国立公文書館で保存されたガンカメラ映像の撮影された日時や場所を特定し、視覚化していくパート。 複数の証言や資料をもとに、東京中央線で疎開しようとしていた姉妹を襲った空襲を、ドラマで再現したパート。 米国にわたり、民間人を機銃掃射したパイロットについて探ろうとしたパート。 そしてパートごとの戦争の記憶に番組ナビゲーター佐藤浩