菅官房長官は東京都内で講演し、後半国会の焦点となっている安全保障関連法案について、日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増しているとして、丁寧に関連法案の意義を説明し、今の国会で確実に成立させたいという考えを重ねて示しました。 そのうえで菅官房長官は、「わが国を取り巻く安全保障環境が極めて厳しいなか、国会の中で粘り強く、できるだけ丁寧に関連法案の意義を説明して理解を求めながら、今度の国会で何としても成立させたい」と述べ、関連法案を今の国会で確実に成立させたいという考えを重ねて示しました。 また菅官房長官は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定を巡り、アメリカ政府に強力な交渉権限を与える法案の議会下院の採決で賛成が反対を上回ったことに関連し、「法案が可決し、成立すれば参加各国の関係閣僚会議が招集され、TPPもいよいよ最終決着の方向に入る。これから下院でどうなるか注目していきたい」と述べました。