塾や予備校は基本的には全て、進学を目標に勉強を教え、受験の指導をするものです。しかし、小学校3年生以下の低学年や、幼稚園くらいの年齢の子供たちが通う塾は、少し違った側面を持っています。 塾が用意している低学年コースでは、勉強への意欲を引き出す事に重きを置き、他にも、子供を預かる学童保育の機能を兼ね備えた塾も登場しています。あらゆるニーズに応える塾が、近年参入する低学年教育の現状は、どのようなものなのでしょうか。 大手塾の低学年コースと低学年向けプログラムの増加 中学受験のために通塾して勉強をするのは小学校3年生の2月から受験までの3年間というのが定番です。低学年のうちは様々な事柄に興味を持ったり、外への関心を広げたり、勉強する事の楽しさを知ったりする事が大切で、低学年のころから塾にたくさん通ったり、先行して勉強すれば良いというわけではありません。 ですが、早めに塾に通い始めて、勉強する習慣