激動の2011年も残すところ1ヶ月。いよいよ忘年会も始まる年の瀬ムードだが、今年は忘年会そのものを見送る企業が増えているという。忘年会自粛をうったえる市民団体「2011年を忘れない市民の会」代表の金原太郎さん(68)に話を聞いた。 忘年会とは「年末にその年の慰労を目的として執り行われる宴会」で、いわゆる「年忘れ」として一年を総括し、来年に目を向けることを目的とする。だが「市民の会」の金原代表は、忘年会を執り行うべきではないと主張する。 ――忘年会自粛をうったえることになったきっかけは。 2011年という、日本の歴史を語る上で決して忘れてはならないこの年を、まるで何事もなかったかのように水に流そうとする「年忘れ」の思想そのものに長年疑念を感じてきた。3月の震災や原発事故など、これほど大きな事件が相次いだ年はそうそうないにもかかわらず、忘年会で好きなだけ飲み食いし、来年になれば全て忘れて「そん
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