調査会社のICT総研は2011年6月4日、東日本エリアにおけるスマートフォンおよびデータ通信カードの電波状況実測調査の結果を公表した。調査結果によると、スマートフォン利用時の通信速度は、東日本エリア全体の平均速度ではKDDI(au)が最速で、NTTドコモがこれに続くという結果などが得られたという(図1)。 東日本エリア内の30カ所の鉄道駅(首都圏が東京、川崎、横浜、大宮、宇都宮など12カ所、東北地方が仙台、盛岡、青森、秋田など18カ所)を測定エリアとして調査を実施した。それぞれの鉄道駅において、(1)駅ホーム、(2)改札内、(3)改札外---の3地点でそれぞれ5回ずつ、合計15回にわたって速度を計測し、平均値を算出。異常値と思われる数値が出た場合は除外して測定し直している。速度計測には、Webサイトアクセス時の画像読み込み速度を利用した。 調査の結果、まずスマートフォンではKDDIが東日本