「幽霊客船殺人事件(金田一少年の事件簿)」は管理者からの閲覧のみ許可しています。 ログイン ログイン このウィキへの参加申請についてはこちらをご覧ください
登録日:2010/03/26(金) 04:57:01 更新日:2023/11/22 Wed 22:07:11 所要時間:約 12 分で読めます
ネタバレ感想 1937年発表 (小倉多加志訳 ハヤカワ文庫HM5-1) [紹介] 出版社に勤務するエドワード・スティーヴンズは、届いたばかりの作家ゴーダン・クロスの新作原稿を見て愕然とした。添付されていた十九世紀の毒殺犯の写真は、彼の妻マリーの姿としか思えなかったのだ。そしてその夜、訪ねてきた隣家のマーク・デスパードは、先日亡くなった伯父のマイルズ老が毒殺されたという疑惑――十七世紀の毒殺魔ブランヴィリエ侯爵夫人の扮装をした犯人は、密室から煙のように消え失せたらしい――を語り、墓を暴いて死体を調べるのに協力してほしいという。だが、厳重に密閉されたはずの納骨所を開けてみると、マイルズ老の棺は空っぽだった。そしてエドワードの脳裏には、妻に対する恐ろしい疑惑が浮かび始め……。 [感想] シリーズ探偵が登場しないにもかかわらず、しばしば代表作の一つに挙げられる、傑作と名高い本書ですが、『三つの棺』
2010年発表 (東京創元社) 一部の作品のみ。 「完全・犯罪」 観察者の視点を基準とした『過去は変わらない』・『未来は変わる』という二つの原理は、感覚的には納得しやすいところがありますが、当然ながら観察者が複数になった途端に破綻することになります。しかし、叙述の視点を動かさないことで破綻を隠蔽しつつ、タイムパラドックスもものともせず無数の主人公を集結させる力技に脱帽です(*1)。そして収拾のつかなさそうな事態を、突然の改心で強引に片付けてしまうオチには思わず脱力。最後の一行のツッコミも鮮やかです。 「ロイス殺し」 ジョン・ディクスン・カー『火刑法廷』の中では、ゴーダン・クロスが“わしがロイスを殺したとき……ついでに言っておくが、こいつは殺されて当り前なやつだったんだが……わしには完全なアリバイがあった……給仕も含めて二十人の人間が、デルモニコの店でわしが食事をしてたと証言してくれた。”(
毎月第3金曜日は館内整理日とし、書架や書庫にある資料の整理や展示の入れ替え、機器のメンテナンスなど、開館中にはできない作業を行っています。 所蔵資料が紛失していないか、本来あるべき場所に正しく配置されているかなどの点検作業を行っています。 所蔵している全ての資料のチェックを行うため、一定期間休館して作業を行います。 また、毎月第3金曜日の館内整理日だけではできない大掛かりな配置替えや設備工事などもこの期間に併せて行っています。 特別整理期間の日程については「開館時間と休館日」をご覧ください。
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