2003年1月~連載中 まんがタイムきらら(芳文社) 既刊11巻 荒井チェリーの原点にして屋台骨。この作品なしにはこの人の魅力は語れません。 あきらかに人の域を超えた大食漢女子・小田切双葉。腹黒いのではなくほぼオープンに真っ黒な眼鏡っ娘委員長・葉山照。元大金持ちにして現在は極貧生活を謳歌する高飛車お嬢様・西川葉子。このすっとこどっこいな三人娘を軸にしたコメディ作品です。特徴的なのは、彼女たちのかけあいがわりと辛辣なこと。グサッと刺さる一言をあたりまえのように平然と投げかけたりします。でもこれはお互いに「それしきでは友情は崩れない」という確信があるからこそ。本当の意味で「親友」と呼べる関係なのです。 十年以上連載されている作品だけあって、次第にキャラが増えていき、また絵柄もどんどん変化しています。作者の変遷をダイレクトに反映しているのですが、しかし中心に三人娘の魅力を据えた面白さは今も昔も変