年末年始は、神社やお寺に参拝する機会が増える時季です。参拝のときに欠かせないのが「さい銭」ですが、どれくらいの金額を入れるのか、それをどのように決めるのかは、「ご縁があるように5円を入れる」「いつも何となくゾロ目にしている」「強く願いたいときは奮発して1000円入れる」「穴が開いている硬貨を選ぶ」などさまざまなようです。一方で、「いくら入れるか毎回迷う」「適正な金額はあるのかな」など金額に悩む声もあります。 さい銭にまつわる疑問について、和文化研究家で日本礼法教授の齊木由香さんに聞きました。 Q.そもそも、さい銭とは何でしょうか。 齊木さん「さい銭とは本来、願い事が成就した際に、そのお礼として神仏にささげる銭、お金のことを指します。農耕民族である私たちの先祖は、秋になると稲作の収穫に感謝してその年の新米を白い紙に包み、『おひねり』として神様に奉納していました。やがて、貨幣が普及するにつれ、
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