デーブ アメリカABCテレビのロケですね。担当してた番組は、日本でいうと『奇跡体験!アンビリバボー』とか『世界まる見え!テレビ特捜部』みたいなドキュメント形式でした。プロデューサーや司会者も含めてみんなで来て、2週間のロケをするの。アメリカはテレビの黄金時代だったから、予算がすごいあるんです。もちろん、ロケが終わったら帰るつもりだったんだけど、「お前だけ残れ」って言われた。それで、日本のテレビ局にある使える映像を探して、アメリカに送ったりする仕事をしてました。 ―― 日本語もできて芸能にも詳しいデーブさんには、適任の仕事ですね。 デーブ 毎日のようにNHKや各局のライブラリーに入り込んで、ひたすら見続けました。もう信じられないくらい良いものがあったんです。日本テレビの『木曜スペシャル』とか、フジテレビのバラエティとか。そのころはホテルに泊まってたんだけど、ビデオデッキを設置して、新しい番組