年金未払いの自覚はあった一方で、その金額には驚いたという。 「6~7年前だと思うんですけど、年金事務所から2~3回電話がかかってきたこともあります。その時は『36万円分溜まっている』と言われた覚えがあります。その数回の電話の後は2か月に1度くらいのペースで封筒が届くくらいで、催促の電話もなければ何もありませんでした。そしていきなり今朝、『サシオサエ』となったんです」(同前) 小田原氏は年金事務所に電話をかけ続けているというが、現時点で電話が繫がっていないという。 「正直、年金問題などの報道を見たり、政府の無駄使いや嘘を報道で見るたびに政府への不信感がありました。こんなこと言ったらダメだけど、国がやってる年金のことはなんとなく億劫で払いたくないという思いがあった」(同前) 小田原氏のケースのように、電話などの連絡がないまま突如大金が差し押さえられることはあるのか。弁護士法人グラディアトル法律