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ブックマーク / psychodoc.eek.jp (2)

  • おじろく、おばさ

    長野県の南部、飯田のあたりは、高山の多い信州の中でも特に山深いところである。平地といえるような土地はほとんどなく、ろくな道すらないのだけれど、そんなところにも古くから人は住んでいるもので、天竜川に沿ってぽつぽつと小さな集落がいくつか点在している。 そうした集落をひとつひとつ数珠繋ぎするようにして、豊橋と辰野を結ぶ飯田線が全通したのが昭和12年。なにせ平らな土地のほとんどない深い山地のこと、さぞかし難工事だっただろうことは想像に難くない。さてその飯田線に、中井侍(なかいさむらい)という、ちょっと変わった名前の無人駅がある。長野、静岡、愛知の三県の県境あたりに位置する駅である。 と、なんだか紀行文のように始まったのだけれど、別に私はこの中井侍に行ったことがあるわけではない。飯田線にも乗ったことはない。ただ、ある精神医学誌の論文にこの地域のことが載っていたので、ちょっと興味を惹かれただけである。

  • The Japanese Gallery of Psychiatric Art--Part2

    1950年にフランスのローヌ・プーラン社で合成された世界初の抗精神病薬がこれ。もともとは別に精神病の薬として開発されたのではなく、「人工冬眠」(といっても、SFに出てくるコールド・スリープじゃなく、麻酔の作用を強化する、といった意味)用の薬だった。ネーミングの由来は、冬眠→ウィンター眠→ウインタミンだし、雪の結晶の図案ももちろん「冬眠」からの連想。もう少しひねれ。「4560 R.P.」という謎の記号は、この薬品の開発コードナンバーである(R.P.はローヌ・プーラン社の略)。

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    ext3 2010/07/13
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