上は、サルトルの『むかつき』という小説の主人公、ニートのろかんタンです。 ……というわけで、このたび、サルトルの有名な小説『むかつき』=『嘔吐』の新訳が人文書院から出たのです。 嘔吐 新訳posted with amazlet at 10.07.26J‐P・サルトル 人文書院 売り上げランキング: 2557 Amazon.co.jp で詳細を見る『嘔吐』の原著が出版されたのは1938年です。1947年に白井浩司さんが最初の翻訳を出版し、その後その訳は1951年に人文書院の「サルトル全集」に入ったようです。1994年に、白井浩司さんによる改訳新装版が出ていますが、新たな訳者による新訳としては60年ぶり、というわけです。今回の新訳の訳者は鈴木道彦さんです(日本サルトル学会の会長さんもあります)。人文書院の商品説明によると、新訳は「若い読者にも長く読みつがれるように読みやすく訳した軽装版(人文書
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